Searching for the Young Soul H!P ~ハロプロの若き魂を求めて~
ハロプロ、次世代担う新メンバー分析連載 第3回:モーニング娘。'20。 北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生
山﨑愛生(やまざき めい)
現在15歳・中学3年生の山﨑は北海道出身。2016年始動のハロプロ研修生北海道のスターティングメンバーのひとりだった。当時まだ11歳。
北海道在住のままレッスンなどの日々に励んでいた山﨑だったが、2017年からは東京で毎年行われる『Hello! Project 研修生発表会 ~春の公開実力診断テスト~』にも出場するようになる。2018年には「Wonderful World (English Ver.)」(Juice=Juice)を英語で歌って歌唱賞、2019年には「夢幻クライマックス」(℃-ute)を歌ってキャラクター賞と、2年連続で賞を獲った。以下動画の19:58~と21:34~でそのときの様子を見ることができる。
その後モーニング娘。に研修生から昇格した山﨑だが、彼女のキャラクターとして特に有名なのが「パンダ好き」。だが、「パンダ」ではなく「パンダさん」と、さん付け呼びにこだわっており、相手が「パンダ」と言ったらすかさず「パンダさんです」と訂正してくる。これはハロプロメンバーはもちろん、中島卓偉やファンにはお馴染みの黒木料理長でも同じだ。
自身をフィーチャーした公式YouTube動画は、『やまざきめいのパンダさんだいすき!!~上野巡り編~』など、デビューから現在まで7個ほど公開されており、これはかなり多いほうだ。彼女のキャラクター性が高いことの反映といえるだろう。
しかし、ここまでパンダ好きの山﨑だが、動物園などで実際の生のパンダと会ったことはまだないというのが面白い。これはデビュー当時から話していることで、2020年12月現在もまだ対面は実現していない。もし実現する機会が来れば、かなりの一大イベントとなるだろう。
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15期の3人は、同じ娘。の6期メンバーの3人=亀井絵里・道重さゆみ・田中れいなと比較して語られることが多い(正確には藤本美貴も6期メンバーだが、藤本はソロ歌手からの合流で出自が異なるので、ふつう6期というと亀井・道重・田中を指すことが多い)。これは3人それぞれの人気が高く、キャラが立っていることなどからの連想だろう。また、「6期最強伝説」と呼ばれた3人のように、15期も大成してほしいというファンの願望も多少入り混じっているのかもしれない。この3人が将来「15期最強」と呼ばれるようになるかどうか、それがこれからのモーニング娘。を楽しむ上での視点のひとつである。
■ピロスエ
編集およびライター業。企画・編集・選盤した書籍「アイドル楽曲ディスクガイド」(アスペクト)発売中。ファンイベント「ハロプロ楽曲大賞」「アイドル楽曲大賞」も主催。
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