JO1「Safety Zone」、聴くたびに新たな発見がある“スルメ曲”に 歌詞や歌声、ダンスのポイントを探る

JO1「Safety Zone」のポイントを探る

 11月17日、JO1の1stアルバム『The STAR』収録曲「Safety Zone」のPERFORMANCE VIDEOが公式YouTubeチャンネルにアップされた。11月9日にMVが公開された『The STAR』リード曲「Shine A Light」は明るく前向きな楽曲だったが、「Safety Zone」はそれとは異なる雰囲気。PERFORMANCE VIDEOにはいまだかつてない色気とクールさが溢れており、早速話題になっている。

JO1|Safety Zone PERFORMANCE VIDEO

 「Safety Zone」はとにかく中毒性が高い。楽曲もパフォーマンスも、見れば見るほど新しい発見があり、癖になってくる“スルメ曲”だ。その理由はどこにあるのだろうか。まず挙げられるのは、歌詞の持つ世界像。一聴すると、EDMの風味がほのかに香るオシャレな曲という印象だが、よくよく歌詞を聴くと独特の世界像が見えてくる。〈もっと似合う場所がある Baby〉、〈ヤツから着信鳴る オレは絶対泣かせない〉、〈You are not safe with him〉など力強いワードが並んでおり、「君を守れるのは僕だけ、僕の側が一番安全」というメッセージは“ナイト”的というより、「ヤンデレ」、「猟奇的」といった類の言葉の方がしっくりくるように思う。さらに、途中で出てくる首を絞めるような振りも、それを際立たせる要因の一つになっていそうだ。

 そして、シンプルな衣装もポイントだ。「Shine A Light」はパステルブルーを基調とした一人ひとりのキャラクターに合わせた衣装や、私服のような衣装、JO1のロゴがキラリと輝く黒のスーツタイプの衣装と豪華絢爛だが、「Safety Zone」はメンバーそれぞれで多少のデザインの違いはあれど基本的に全員が黒のスキニーパンツに白いシャツというシンプルなものだ。よく見るほどに、メンバーのスタイルの良さが際立っていることがわかってくる。しかも、細かなデザインにそれぞれの個性が反映されているのもいい。さらに、シンプルな衣装だからこそ、彼らのパフォーマンスを細部まで堪能することができるのである。

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