日向坂46 髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世……浮かび上がるキャラクター性 『ひなあい』3期生フィーチャー企画から考える

 3期生唯一の地方組・鳥取県出身の山口は髙橋、森本に比べると楽屋で物静かな印象だった。しかし、佐々木久美は「まりもと(※森本の愛称)や未来虹ちゃんが仕切っているのかなと思いきや、結構陽世が裏で牛耳っているんです。すっごいサバサバしていてツンデレで、ツッコミの役割なんですよ」とその個性を見抜いていた。事実、楽屋では若林の指令によりボケまくる上村に対し冷静に突っ込む姿や、一方でノリ良く同期のボケに応じる姿も確認出来た。そして忘れてはいけないのが、野球に力を入れる日向坂46にとってのゴールデンルーキーだということ。ピッチングではこれまで小坂が球速60km/h、高本が61km/h、加藤が73km/hを記録していたが、山口は『ひなあい』に初登場した際、80km/hという速球を投げ、スタジオを騒然とさせた。今後、新たに野球企画が行われるならば、どのような活躍を見せてくれるのか注目だ。

 先輩にはまだ恐縮する様子を見せていた3人だったが、一方で一足先にグループに加入していた上村とは同期としてフランクなやり取りを繰り広げていた。『ひなあい』新3期生紹介の回で上村は「同じオーディションを受けた仲間ですし、マブダチですね」と話していたが、グループ活動をする中でより絆は深まっているのだろう。今後、先輩とも活動を通じ距離を縮めることで、また新たな化学反応が起きるかもしれない。これまで、数多くの笑いや感動を一丸となって生み出してきた日向坂46だからこそ、そういった部分に期待してしまう。オードリーの2人も今回の収録を通じ、3人の特徴をより掴んだはずだ。今後も『ひなあい』で3期生が殻を破っていく姿を楽しみにしたい。

■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter

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