SixTONES、関ジャニ∞、嵐……リアレンジでも楽しめるジャニーズ楽曲 揺るがない世界観があってこそ勝負できるものに
嵐「Reborn」シリーズ
デビュー記念日である11月3日に『アラフェス2020 at 国立競技場』が配信され、大盛況を博した嵐。嵐も「Reborn」シリーズとして、デビュー曲「A-RA-SHI : Reborn」をはじめ、「a Day in Our Life : Reborn」、「One Love : Reborn」を、デジタルEP『Reborn Vol.1』としてリリースした。
また、レディー・ガガとアリアナ・グランデとのコラボ曲「Rain On Me」を手掛けたことでも知られる音楽プロデューサー・BloodPop®︎を招き、「Face Down : Reborn」を今年6月に配信。海外のプロデューサーを起用するスケール感が、このところの嵐らしい選択だ。
原曲の「Face Down」は、2012年放送の大野智主演の月9ドラマ『鍵のかかった部屋』の主題歌に起用された。当時としても、流行のデジタルサウンドを上品に取り入れ、ドラマの世界観にぴったりのミステリアスな雰囲気に仕上げた。パフォーマンスでは、嵐のメンバーが一人ずつ腕を広げて、いくつもの扉が開くような振り付けも盛り込まれていた。
このほかにも、ジャニーズではSMAP時代からリアレンジが重ねられてきたのだが、どの曲にも共通するのは、どんなアレンジを加えても原曲の芯が通っていること。そして揺るがない世界観を打ち出したパフォーマンスがあるからこそ、リアレンジで勝負できるのではないか。
どの楽曲も聴き込んでいる人が多いが、原曲のイメージを損なわずに広がりを楽しめるものばかり。長年、原曲をそのまま歌い継がれていく曲もあれば、リアレンジで新たな一面をみせる曲もある。観て聴いて、様々な角度から楽しめるのがジャニーズの楽曲の奥深さだ。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています