NCT DREAM、若き7人の成熟していく才能 NCTシステムの未知なる可能性の象徴に

 しかし、2020年4月に大きな変化が起こる。ロンジュン、ジェノ、ヘチャン、ジェミン、チョンロ、チソンと、2018年に卒業したマークを含めた7人で再編成され、同時に卒業制度もなくなることに。これまで10代だからこそ描けた世界観の先、つまりは大人の男性へと成長していく様子をじっくり見守っていくことができる。今後が、ますます楽しみなユニットになった。

 メインラッパーのマークは、NCT U、NCT 127にも参加しているエース的存在。また「K-POP界のアベンジャーズ」との異名を持つSuperMのメンバーとしても活躍しており、まさに努力の人。今後もNCTを牽引していってくれるに違いない。

 また、メインボーカルのロンジュンとチョンロは高い歌唱力を。ボーカル、ラップ、ダンスをバランスよく披露するジェノとチソンは、子役出身という経歴からもその表現力に期待が高まる。また、ムードメーカーであるヘチャンは、マイケル・ジャクソンをリスペクトするリードダンサー。そしてスケートを得意とする強い体幹で低音ラップを披露するジェミンと、それぞれが優れた個性を持つ。

 自ら作り上げた「10代限定」という枠組みさえも、必要に応じて取っ払っていくNCTシステムの流動性。その未知なる可能性の象徴とも言えるのが、NCT DREAMの成長なのかもしれない。彼らが、どんなスターになっていくのか。NCT DREAMのリアリティショーからますます目が離せない。

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