FANTASTICS 木村慧人、先輩達にも認められたオールラウンドなダンススキル 人懐っこく“グループ1の愛されキャラ”な性格も

FANTASTICS木村慧人、オールラウンドなダンススキル

 なお、FANTASTICSの最新曲「Winding Road ~未来へ~」では、木村が1人で振付を担当。これまでは、他のメンバーが振付を考える際にもダンスリーダーである世界が監修していたようだが、今回の振付に関しては「『何にも言わない』と言ってました(笑)」(引用:FANTASTICS、『Winding Road~未来へ~』で挑んだ味わい深いパフォーマンス 配信ライブの手ごたえや新たなビジョンなど語る)。同曲は歌詞を一言一言丁寧に歌い上げるボーカルが印象的だが、〈果てしなく広がる星空〉という歌詞に合わせて、空が広がっているように見える振付をするなど、パフォーマンスでも歌詞の意味を鮮明に伝えている。「世界さんが『FANTASTIC 9』で見やすい振付けをしていたので、そのイメージが今作にも表れていると思います」(引用:FANTASTICS、『Winding Road~未来へ~』で挑んだ味わい深いパフォーマンス 配信ライブの手ごたえや新たなビジョンなど語る)というように、木村自身が先輩・世界の振付から感じ取った“FANTASTICSらしさ”がこの振付には受け継がれている。木村がリード曲の振付を1人で任されるのは今回が初ということで、彼にとって学びの多い楽曲となったようだ。「Winding Road ~未来へ~」以外の楽曲では、「Time Camera」の2番メロの振付なども担当している。

FANTASTICS from EXILE TRIBE / Winding Road~未来へ~ (Music Video)

 そんな木村のキャラクターを一言で表すならば、“FANTASTICSの弟”だろう。以前は人見知りで人と話すことが苦手だったそうだが(参照:女性自身)、リーダー世界をはじめとする笑いに貪欲なメンバーの影響を受けて、今ではメンバー達からの愛のいじりにも臨機応変に対応できるように。誰かが動画を撮影しているとすぐに笑顔で入り込んでくるなど、クアッカワラビーを彷彿とさせる人懐っこく可愛らしい性格で、グループ1の愛されキャラとなっている。TikTokなどで見せるおちゃめな一面と、パフォーマンスしている時の真剣な表情のギャップも、ファンにはたまらないポイントのようだ。

 その一方で、デビュー時から「岩田(剛典)さん、(白濱)亜嵐さん、(佐藤)大樹くんのように役者もやっていきたいので、両立できるアーティストになっていきたいです」(引用:日刊スポーツ)と語り、演技レッスンにも力を入れている木村。今年はBOOK ACT『もう一度君と踊りたい』に出演したほか、10月8日からスタートするFANTASTICS主演のドラマ『マネキン・ナイト・フィーバー』で、レディー役を演じることにも注目が集まっている。俳優志望の彼にとって、地上波で放送されるこのドラマが正念場になることは間違いないだろう。初の単独ホールツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』でも、胸キュンセリフと笑顔でファンの心を掴んだ木村慧人が、キラキラとした青春映画で活躍する日は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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