22/7(ナナブンノニジュウニ)は“11人の個性”の集合体だ ユニット曲初披露した3周年記念ライブ
22/7が9月20日、LINE CUBE SHIBUYAでデビュー3周年記念ライブ『Anniversary Live 2020』を開催。今回のライブは感染症対策を徹底して有観客で行われ、会場に足を運べなかったファンのために配信も行われた。
開演時間になりSEと共に各メンバーの写真が映る映像が流れ、ライブへの期待を煽る。そしてメンバーがゆっくりと登場し「Rain of lies」を披露。綺麗に揃った美しいダンスでオーディエンスをじわじわとライブの世界観に引き込んだ。そして間髪入れずに「不確かな青春」へと繋げ、キュートなダンスと歌声で明るい雰囲気を創り出す。特に曲終わりのメンバー同士で抱き合っている振り付けが印象的だった。
メンバーの自己紹介を挟み「ライブの楽しみ方は今までのようには行かない部分もありますが、今日と言う空間を精一杯創っていきます」と気合を感じるMCから「空のエメラルド」をクールにパフォーマンス。「シャンプーの匂いがした」「人格崩壊」「願いの眼差し」「循環バス」と趣向の異なる楽曲を立て続けに披露し、ライブ序盤からここまでデビュー3年間の軌跡を感じる多彩な表現で観客を魅了した。
天城サリーが「お待ちかねの新曲披露のコーナーです!」と話し、次に新しく結成された3組のユニットによる新曲パートへ。トップバッターはハッピータイプユニットの晴れた日のベンチ(海乃るり・倉岡水巴・高辻麗・武田愛奈)。ユーモアと楽しさで満たされた「半チャーハン」を可愛らしさ全開で披露。それとは対照的にセクシータイプユニットとして結成された蛍光灯再生計画(河瀬詩・白沢かなえ・帆風千春・宮瀬玲奈)は、70年代歌謡曲の影響を感じる「タトゥー・ラブ」を憂いを感じる歌と表情でパフォーマンス。
ゆるふわタイプユニットの気の抜けたサイダー(天城サリー・西條和・涼花萌)は「ソフトクリーム落としちゃった」をエフェクトのかかったボーカルでゆったりと歌い踊り、オーディエンスに癒しを与え、三者三様のステージでステージを盛り上げた。各メンバーの個性がユニットを組んだことにより色濃く伝わる。タイプの違う11人が集まることが、22/7の核になっているのだと改めて実感できた。