22/7 帆風千春&西條和&海乃るりが語る、念願のアニメ化やメンバー卒業を通して再発見したグループの強み

22/7 帆風千春&西條和&海乃るりが語る、念願のアニメ化やメンバー卒業を通して再発見したグループの強み

 デジタル声優アイドルグループ・22/7(ナナブンノニジュウニ、ナナニジ)が5thシングル『ムズイ』をリリースした。今年1月からスタートしたTVアニメ『22/7』のオープニングテーマである表題曲「ムズイ」にはキャラクター全員の台詞パートも織り込まれ、これまでも22/7が表現してきた生きていくことへの葛藤を、さらに突き詰めた作品に仕上がっている。

22/7 5thシングル『ムズイ』 ※TVアニメ『22/7』オープニングテーマ

 またTVアニメが放送を開始したことで、アイドルグループとしての活動と、それぞれが声優として担当するキャラクターたちが物語をつむぐアニメーションとの、二つの活動がようやく足並みを揃えたことになる。

 22/7というプロジェクトがまさに完成形を見せ始めた現在、メンバーたちは何を思うのか。今回、リアルサウンドでは22/7の海乃るり、西條和、帆風千春の3人に話を聞き、『22/7』主題歌となった新シングルの手応えやそれぞれのキャラクターソングへの思い、そしてアイドル活動とアニメーションとが重なり合う22/7というグループの醍醐味について語ってもらった。(香月孝史)【最終ページに読者プレゼントあり】

「いい意味でアイドルアニメっぽくない」(海乃)

海乃るり、西條 和、帆風千春

ーー1月からTVアニメ『22/7』の放送が始まりました。グループ結成から3年を経てアニメがスタートした今の気持ちを聞かせてください。

帆風千春(以下、帆風):毎週、リアルタイムでかかさず放送を観ているんですけど、いつも見ていた時間帯の番組の並びに『22/7』があって、流れるCMも『22/7』三昧というのが感動です。本当に待ち望んでいたことなので、シンプルな言葉ですけれど嬉しいなっていう気持ちが一番ですね。

西條和(以下、西條):TVアニメというのは私たちにとって大きな目標だったので、それがついに実現したんだと思うとすごく緊張します。個人的には、滝川みうちゃんの役を演じさせていただいてるんですけど、私はアニメっぽい可愛い声ではないので、みんなの邪魔をしていないか不安です(笑)。

海乃るり(以下、海乃):私も不安はあったんですけども、声優さんやアニメ大好きっ子だったので、始まってみたら嬉しい気持ちでいっぱいです。オープニングでスタッフの方々の名前が表示されるのを見るたび、こんなにもたくさんの方が私たちに関わってくださってるんだなって、毎回驚くんです。私たちだけではなく、本当にいろんな方々の気持ちを背負っているプロジェクト。その中心にいさせていただいて、本当に感謝の気持ちです。

ーーそのオープニングテーマが表題曲になった5thシングル『ムズイ』が、2月26日にリリースとなりました。「ムズイ」という曲の印象はいかがですか?

帆風:これまでのナナニジの楽曲は、なかなか人に言えない気持ちを歌詞にすることで、心の中で同じことを考えている方々に寄り添えるような楽曲になっていたんじゃないかなと思うんですが、今回はそのナナニジらしさを受け継ぎつつさらにその奥深くに行ったような印象です。

ーーある種のシリアスさは、22/7楽曲の特徴のひとつでもありますね。

帆風:アイドルアニメのオープニングというと、元気な曲がイメージとして思い浮かぶかもしれないんですけど、『22/7』はわりと設定自体も変わっていますよね。「壁」という謎の存在が指令を出していたり、メンバーたちもある日突然集められたり。アイドルアニメとしてちょっと変わった入り口であることを、「ムズイ」という楽曲が表しているようですし、新しい感覚で観ていただけるきっかけになるんじゃないかと思います。

西條:「ムズイ」は、アイドルアニメのオープニングとしては珍しい感じだよねと言われることが多いんですけど、正直、私はあまりアニメを観てこなかった人間なので、個人的にはけっこうしっくりきているというか。22/7は今までも、生きる意味や自分の存在について歌った曲が多いので、私たちらしい曲になってるんじゃないかなと思いました。

海乃:最初に歌詞を見た時の率直な印象は、「(テーマが)お、重い……」だったんですけど(笑)。ただそれも、二人が言っていたようにナナニジらしさだと思いますし。オープニングのアニメーションでも、タイトルロゴが平行に倒れたあとシュンってこちらに迫ってくるところなど、いい意味でアイドルアニメっぽくないなと思って。楽曲にしてもアニメーションにしても、その「いい意味でのアイドルアニメっぽくなさ」が個人的にすごく嬉しいですね。

帆風:今回聴いてほしいポイントとして、「ムズイ」は表題曲として初めて一人一人に台詞のパートがあって、そこにそれぞれの気持ちが込められていると思うんです。アニメの主題歌になるので、そうやって自分たちのキャラクターを背負っているのは、今までとちょっと違うところかなと。

海乃:私自身、楽曲の中で台詞をいただいたのが初めてですし、アニメのオープニングテーマなので自分が演じる戸田ジュンちゃん役として台詞を言ったり歌ったりできるのが嬉しいですね。

ーーこれまでのシングルリリースと違い、『ムズイ』はシングルとアニメという2つの制作が並行しているわけですよね。

海乃:レコーディングする際も、「これがオープニングテーマになるんだな」と思いながらやっていましたし、振り入れのときにも、「もしアニメが多くの人たちに広まっていったら、こういう会場でライブできたりするのかな」とか、皆で和気あいあいと話していました(笑)。

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