なにわ男子、単独初主演ドラマ『メンズ校』放送まもなく メンバーの演技力と役どころを予習
10月7日より、なにわ男子のグループ単独初主演ドラマ『メンズ校』(テレビ東京ほか)がスタートする。和泉かねよし原作の同名人気漫画のドラマ化作品だ。同作の舞台は離島にある全寮制の名門男子校・私立栖鳳高校。「金・メシ・女」で頭がいっぱいの高校生たちが、自由がない日々の中で青春を謳歌しつつ、大切なものを見つけていく姿をコミカルに描いた青春ドラマだ。9月4日にはなにわ男子メンバーが演じる役どころ、9月9日にはなにわ男子の楽曲「アオハル-With U With Me-」が決定したことも発表され、作品への期待がますます高まる。
そんななにわ男子の“演技班”といえば、西畑大吾だろう。『ごちそうさん』、『あさが来た』(いずれもNHK総合)と、2度の連続テレビ小説出演でその演技力を発揮し、その後ドラマは『『僕らは奇跡でできている』、『教場』、映画は『PとJK』、『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』と人気作でも存在感を発揮し続けているメンバーだ。嵐・二宮和也と日清オイリオグループのCMにも長年出演しており、お茶の間への知名度も上がってきているのではないだろうか。その演技力は高く評価されており、ネット上にも西畑の演技に関する記事が多々見られる。確かに、彼の演技力は確固たるもので、年始に放送された『教場』を例に取ってみると、可愛らしさの裏にサイコパスの顔を隠し持つ樫村卓実役を熱演。悪に手を染めたことが暴かれた後の目のクレイジーさには震えたものである。
そんな西畑に昨今肩を並べようとしているのが、道枝駿佑だ。ドラマ『母になる』で抜擢を受けたのはご存知の通りで、それ以降も着実に出演作を増やしている。正直、『母になる』ではまだジャニーズ事務所に入所して間もないこともあり、演技面で話題になることはほとんどなかったかのように思う。だがその後、『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』第5話危険人物の岡崎直樹を演じ、見違えたような芝居をみせていた。表向きは名門私立高校のバスケ部エースで成績優秀な美少年だが、動物殺傷を繰り返し、最終的には父親を銃殺した後に自殺するという恐ろしい役を怪演したのである。それ以降道枝は磨かれた演技力を持って、爽やかな学生、“根は良い”学生などを演じてきた。『メンズ校』での役どころも“二面性を持つ学生”。自ずと期待が高まる。
長尾謙杜が演じる花江衛は、気弱なところはあるが優しい性格の持ち主で、乙女化が進むという設定を持つ。普段は悪ガキっぷりを発揮している長尾だが、パッチリした可愛らしい顔立ちの長尾なら乙女化も絶妙に表現してくれるのではないだろうか。そんな花江と正反対の「THE男前」な体育会系キャラ・神木累を演じるのは高橋恭平だ。『絆のペダル』や『年下彼氏』、『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)などで演技を見せてきた高橋だが、いずれも長尺の台詞回しは少なく、演技に関してはまだ未知数。「撮影でいつものなにわ男子のノリだったり空気感だったり、なにわ男子の良さが出ればいいな?、また、新しいなにわ男子がこのドラマで出たらいいな? とか思ってクランクインしました!」(参照)
というコメントのように、リラックスしつつ実力を発揮してほしい。さらに、藤原丈一郎は自身のキャラとは違う硬派で無口な源田新を演じる。普段「なにわ男子のなにわ感担当」と言うほど、お笑いキャラを貫き通している藤原。『年下彼氏』では年上彼女の誕生日を全力でお祝いする明るく可愛らしい役を演じていた。そんな藤原は源田をどう演じるのだろうか。彼の新しい一面が見れるかもしれない。