NiziU RIMA、高いポテンシャルに甘んじず可能性を追い求める姿 特別な存在感でグループの旗手に
『Nizi Project』から誕生したグローバルガールズグループ・NiziUのメンバー9人によるデビューまでの軌跡を、彼女たち自身のインタビューを基に明らかにしていく特別番組『NiziU 9 Nizi Stories』がHuluにて配信中。今回は、同番組第7回でスポットが当てられたNiziUメンバー・RIMAの魅力を紐解く。
JYP練習生として約7カ月を過ごしていたRIMAが『Nizi Project』初登場から視聴者の注目を集めたのは、その肩書きや華やかな出で立ちだけが理由ではないだろう。地域予選においてJ.Y. Parkと日本語、韓国語、そして英語を交えながら対話し、「Irony」(Wonder Girls)のトラックにのせオリジナルラップを披露した彼女からは“衝撃的”と言えるほど際限のない才能が感じられた。
しかしJ.Y. Parkから「普通それだけ才能に恵まれている人は楽に感じられるはずですが、RIMAさんは何かを証明しなければならない人のように見えます」と語られていた通り、当時の彼女の話し姿はその溢れ出る才能とは裏腹に、大きな緊張感をたたえていたことも印象的であった。
その理由について本人は「自分を証明しようと頑張っていたのかなって。私は、自分の力で夢を叶えたかったので」と振り返り、「自分の表現の仕方が分からなかったから、すごく悩んでいました」と続けた。
RIMAが抱えていた悩みはその後、東京合宿でミッションをこなす過程において乗り越えられるべき課題として明確化していく。地域予選に続き、ボーカル審査でも「DALLA DALLA」(ITZY)のパフォーマンスをオリジナルラップを交えて披露した彼女に対し、J.Y. Parkはこのような言葉を投げかけていた。
「直さなければいけないところがあります。ラップや歌の時、既存の歌手の演技を真似しているところです」
「典型的な表現はしないでください」
“自分の声・表情・個性で自分自身を表現できること”といった、『Nizi Project』において要ともなるポイントを指摘され「ダンス審査もボーカル審査も思い通りにはいかなかった」と大きな悔いを残したまま韓国合宿への参加を決めたRIMA。しかし彼女の強みは、続く韓国合宿・個人レベルテストにおける「Honey」(J.Y. Park)で発揮されることとなる。