豆柴の大群 アイカ・ザ・スパイ、“変人”と呼ばれるほどの天然キャラ? アンビバレントな一面を持つキャラクター性

豆柴の大群 アイカ、キャラクター性を分析

 ナオにTwitterで「偽物」を「ぎぶつ」と使っていることをバラされたり、鞄を肩に掛け直そうとしたら家に置いてきていた、というとんでもエピソードが飛び出す中、今年3月に豆柴のYouTube企画が始動。その一発目に企画されたのが、「アイカに○○言われたら電流ビリビリ対決」だった。アイカに名前を呼ばれるか、彼女が口癖の「めっちゃ」を言ったら、メンバーの腰につけた装置に電流が流れるというもの。激しくリアクションするメンバーに気づくことのないアイカ。『水曜日』ではなかなか表に出なかった彼女のキャラ、グループ内での立ち位置を逆説的に知らしめるのに成功している。

【豆柴の大群】変人・アイカはなんと答えたでしょう?クイズ〈前半戦〉珍回答にメンバー困惑

 「抜き打ち常識クイズ」で、すでにその片鱗を垣間見せていたアイカが、その本領を発揮したのが「変人・アイカはなんと答えたでしょう?クイズ」。偽インタビューで答えた内容を出題するというものだが、このクイズにはアイカ本人も参加しているのがミソである。第1問「もしもタイムマシーンがあったらアイカはいつに行く?」という問題に、取材でのアイカは「卑弥呼様がいた時代です。昔の人に会ってみたくて、織田信長様まで来ると剣で刺されそうで。卑弥呼、苗字何でしたっけ?」といったVTRを見るメンバーも困惑の珍回答。しかも、アイカ本人はそんなことを忘れ、タイムマシーンで「中学生」の頃に行くと再回答するカオスっぷりだ。自分の長所に「初見は天才に見られる」と答えたり、Tポイントを「ティーポ」と略していることが明らかになり、アイカは30問中19問正解という半分余りの結果に。改めてだが、自分で回答した問題になんと答えたかを当てる企画、である。ちなみに、アイカの長所にメンバーそれぞれが「周りを笑顔にできる」(ナオ)、「マジメ」(カエデ)、「おかしが大好き」(ミユキ)、「誰とでも友達になれる」(ハナエ)と回答していたのは、変人なだけではないアイカの人柄が表れていた場面だ。

 実は根暗なメンバーが多い豆柴で、唯一の陽キャでありながら黒髪で清楚といったアンビバレントな一面を持つアイカ。まだまだライブやイベント経験の少ないグループ活動の中で、パフォーマンス面やファン対応が未知数な部分も、今後期待していきたい彼女の伸び代だ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter。

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