「スキャンダルで推しが辞めてしまった」 あくにゃんが向き合い方を考える【オリジナル動画あり】

“推しのスキャンダル”との向き合い方

 「推しが多すぎて毎日忙しい!」「どうしたら推しが喜んでくれるの?」など、ヲタクの悩みは尽きないもの。“ただのヲタク”あくにゃんが、そんなヲタクたちのお悩みに答える連載企画「あくにゃんのヲタク保健室」第6回は、スキャンダルで推しが辞めてしまった、という読者からのお悩みを取り上げる。(編集部)【記事最後にプレゼントとお悩み募集の詳細あり】

【オリジナル動画】あくにゃんに“推しのスキャンダル”への向き合い方を聞いた

【推しがスキャンダルで辞めた】あくにゃんに向き合い方を聞いてみた

今回のお悩み

「推しがスキャンダルで退所し、所属していたグループを見ると
彼だったらどうしていたかなと考えてしまいます
現実を受け止めて今の推しに全力を捧げるようになりたいです」

熱愛系のスキャンダルは“人間味”を感じて傷つく

あくにゃん:僕は今までスキャンダルで推しが辞めたことは奇跡的にないですね。スキャンダルも2種類あるかなと思っていて、1つ目が熱愛で2つ目が犯罪。この2つはちゃんと分けて考えたいと思っています。ヲタクの世界だと熱愛って、「プロ意識が低い」「付き合うのはいいけどなんでバレるんだ」とか犯罪級の扱いをされているので。でも人が人を好きになるのは本能的なことでもあるので仕方ないなと思います。

 僕も色々なヲタクの話を聞きますけど、犯罪を犯した推しを応援している人の話はやっぱりすごいですね。どんな悩みを相談しても「いいじゃん、推しが犯罪犯してないだけ」って言われるから、もうそれ言われたらなんも言えないな、みたいな(笑)。罪を犯してしまった推しは、罪を償う以外ないですからね。でも熱愛にしろ犯罪にしろ、とにかくスキャンダルって始まりから終わりまでがあっけないんですよ。普通の卒業の場合って、事務所によっては卒業公演があったり、卒業する旨を伝える動画を本人が出してくれたり、公式文書みたいなものが出たりするんですけど、スキャンダルのときって本人のコメントもなしで3日後くらいに急に辞めますって発表されることがあるから、そこが一番辛いというか、脳みそが追い付かないんですよ。「リリースイベントあるけどどうするの?」とか、「デビュー何百日記念があるけどこの時はいないの?」とか、スケジューリングを考えると本当に切ないんです。

 あと、熱愛系のスキャンダルって今まで自分が見たこともなければ聞いたこともない子が相手として急に出てくることが多いんですよ。それがまた心を抉られる。自分の知らない世界というか、自分が把握できていない世界をこの人は持っていたんだ、と気づいてしまう。推しの一挙手一投足を追っていたと思っていたのに、実際は「このアイドルの子と繋がってたんだ」「え、この子と仲良くしてたんだ」みたいな“人間味”を感じて一番傷つくんですよ。100歩譲って恋愛をすることは悪ではないからいいと思うんですけど、相手が誰かにもよりますよね。ヲタクは推しが好きだからこそ、責めるところが相手方になりがちなんですよ。その人の過去の恋愛歴を遡ったりすることに労力をかける人が多いですね。相手に矛先が向いてしまうのはわかるんですけど、その人を選んだのは推しなんですよね。でもスキャンダルって、すっぱ抜く方も良くないと思うんですけど、すっぱ抜かれるようなことをしている本人も絶対的に悪いと思うので、自分の推しにもしスキャンダルがあったら、僕は心を鬼にして「二度と応援しない!」と言う気がする。スキャンダルをとられてしまう脇の甘さが許せないかもしれないです。

ーー最近はSNSの裏垢流出なども増えていて、大変な時代になったなと感じます。

あくにゃん:今までだったらスキャンダルを出すのは週刊誌くらいだったから、取り上げられるほどの知名度じゃない子は世の中に出なかったけど、今はヲタクから流出したり、元恋人が流出させたり、同じクラスの子が流出させたりとか、それこそ裏垢だから自分が信頼している人にしか見せてなかったはずなのに、そこから流出したりとか、どこからでも流出しちゃうじゃないですか。かつ、それでアイドル一人の人生を簡単に終わらせることができてしまう。その世界に慣れたくないなってすごく思うんですよ。週刊誌にすっぱ抜かれたらそれは悪いと思うけど、裏垢に載せたものが流出したときに、推しが悪いとは思えないんですよね。流出させるような人と仲良くしているのも悪いかもしれないですけど、そこはちょっとノーカン寄りというか、「それはしょうがないよね、次気を付けてね」って僕は思っちゃいます。

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