THE RAMPAGE 川村壱馬×RIKU×吉野北人、スリーボーカル編成の魅力 各メンバーの歌声の特徴も分析

 EXILEを筆頭として今や幅広い世代のメンバー達が属し、様々なグループ形態で革新的なエンタテインメントを発信し続けているEXILE TRIBE。本稿では、そのEXILE TRIBEに属する各グループの“歌い手”達に焦点を当て、一人ひとりの歌声の特徴やグループとしてのコンビネーション力を分析する。

 第3回目はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。個性豊かな16人組グループ、その大きな特徴の一つである「スリーボーカル編成」の魅力について紹介していく。

多彩な表現技術で強い存在感を放つ、川村壱馬の歌声

 3人の中心に立つ川村壱馬は、実体感の強い硬質な低音ボイスが特徴だ。熱く勢いのある歌声の印象が強いが、楽曲によっては艶やかで甘いボーカリングや複雑な節回しなど様々な歌唱表現を披露しており、その多彩さがステージに立った際の強い存在感にも繋がっている。また、優れたリズム感覚に由来するアタックの強さも魅力であり、歌メロの歌唱でもラップでも一言一言が粒だって聴こえるため、常に小気味よい聴き心地がある。多くの楽曲でメインに据えられている象徴的存在である。

鍛え抜かれた美声でスリーボーカルを支える、RIKUの歌声

 グループ内でも年長者のRIKUは、3人の中でも特に厚みのある声質と、太い芯を保ちながら柔らかく伸びるボーカリングが特徴的。歌声を広く拡散させる声量、高いピッチ精度や深く均一に波打つビブラートなど非常に高い技量の持ち主であり、また音域も広いため、他の2人の橋渡し的な役割を務めることも多い。様々な角度からボーカルラインを支える柱のような存在だ。

優しく繊細な響きと芯の強さが同居する、吉野北人の歌声

 主演映画『私がモテてどうすんだ』の公開も記憶に新しい吉野北人は、3人の中でもひときわ優しく繊細な声質が特徴である。深い息の流れが歌声に情緒的な響きをもたらすので、特にバラード曲においては絶対的な存在感を発揮している。また、煌めくような倍音を多く含んでいるため声の通りが良く、「FULLMETAL TRIGGER」など勢いのある楽曲では鋭利な刃物のような迫力を感じさせることもある。楽曲の表現の幅を何倍にも広げる、強い個性の持ち主である。

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