NiziU、プレデビュー以降のめざましい躍進ぶり グループとしての結びつきも確かなものに

 現在は韓国でボーカル・ダンス・韓国語のレッスンを重ねながら共同生活を送る9人だが、先日放送された『スッキリ』(7月24日放送/日本テレビ系)の独占インタビューでは、グループとしての道を共に歩み始めた彼女たち一人ひとりにおける関係性の深まりが垣間見られた。

 番組内では、メンバーが共同生活を送る宿舎において二段ベッドの上か下かを取り合っている(それぞれが下の段を狙う)といった微笑ましいエピソードが披露されたほか、週1回の掃除当番を決めるあみだくじが行われており、また宿舎内で虫が出たときはMIIHIが率先して退治役を買って出るなど、レッスンだけでなく日々の暮らしにおいても協力がはかられていることが明かされていた。

 なかでも特に印象的だったのは“最近ハマっていること”を問われた際、「みんなで料理を作って食べること」「お休みの日は協力して食事を作っています」という声がメンバーから上がっていたことである。

 思えば『Nizi Project』オーディション内のチームバトル評価においても、MAKO、MAYA、RIOが互いの結束を深めるためMAKOが手作りハンバーグをふるまい、MAYA、RIOがサイドディッシュの用意を手伝うシーンがあったが、晴れてデビューが決まりNiziUとなってからも様々な局面で力を添え合いながら互いを知り、チームワークを高めていく現在の彼女たちの姿があるように思えた。

 『スッキリ』インタビュー後には、NiziUデビューまでの軌跡がメンバー本人たちのロングインタビューによって語られる『NiziU 9 Nizi Stories』が7月30日よりHuluにて独占配信されることがアナウンスされており、今後も彼女たちの持つ魅力の新たな側面が明かされていくことが予測される。

 日々のレッスンに励むとともにグループとしての結びつきも確かなものにする9人が、11月の本格デビューでみせるグループとして一体となった姿に今から期待が高まるばかりだ。

■菅原 史稀
編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。Twitter

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