嵐、「スイーツ部」など盛んな部活動に見る穏やかな関係性 顔も綻ぶ“5人の仲の良さ”を考察

嵐の「部活」に見る穏やかな関係性

 嵐の「部活」の在り方は、そのままグループの在り方のようだ。もともと本人たちも「グループを組んでなかったら仲良くならなかったかもしれない」と口にしているほど、5人の個性はバラバラで、趣味や性格も大きく違う。そんな彼らが、多くのファンに愛される要因となった「グループ仲の良さ」を獲得したのは、「多様性」と「柔軟性」によるものが大きい。

 彼らはそれぞれ「好き」なものが違っても、お互い否定せず、踏み込みすぎず、押し付けもせず、認め合った上でほどよい距離感を保っている。だからこそ、全員が同じ“部活”に入らなくても、その活動を見守ったり、別の部活を作ったり、時には今回のように部外からの助っ人(?)として協力したりと、誰かの「好きなもの」をそれぞれの関わり方で楽しめる。そして、それぞれがその時々のベストな距離感でコミュニケーションを取れているからこそ、「自然体」でいるように映るのだ。

 長年培われてきた穏やかな「メンバー仲」に支えられて「部活」が生まれ、またそこから新たな絆や交流が深まっていき、私たちファンを楽しませてくれる。今後も、どんな活動が広がっていくのか、嵐の「部活」の動向から目が離せない。

■佐久良夏生
1988年生まれ。茨城出身。日本の音楽・コミック・サブカルチャーが好きです。

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