V6、King & Prince、嵐…オンラインライブで示したそれぞれの個性と存在感 『Johnny's World Happy LIVE with YOU』Day1

 6月16日20時。いよいよジャニーズ初の有料オンラインライブ『Johnny's World Happy LIVE with YOU』が開幕した。

 有料コンテンツであるため詳細についての記載は差し控えるが、ジャニーズ事務所初の試みである無観客でのオンラインライブの模様、各グループの見どころについて少しだけ触れていきたい。

V6

 今年でデビュー25周年を迎えるV6。誰もが口ずさめる大ヒット曲の数々を、これでもかと惜しみなく歌いあげた。さらには、パフォーマンス初披露となる「It's my life」、事前情報ゼロ・完全未発表の新曲「Full Circle」をサプライズで披露。

 新曲は、心地よいギターサウンドがクセになる、耳馴染みの良いスタイリッシュなナンバー。低音のユニゾンに、フェイクが実によく映える。森田剛・三宅健が歌うラップ詞には、今この時代について、また25周年を迎えた彼らの存在について象徴するようなメッセージも感じられた。

 「Full Circle」=「完全に全てが備わって欠けるところがない」。25年の月日を、6人で6人らしく駆け抜けたV6だからこそ歌うことのできる楽曲だ。

 次々とフォーメーションを変えながら踊る「6人の男」の、大人の魅力。嬉しい気持ちが追いつかないほどに、ファンを喜ばせた。いつかライブで、この目に映せる日が楽しみだ。

 歌って、踊って、笑って、まさに「アイドルの見本」といえるステージングで存在感を示したV6。息切れひとつすることなく迎えたMCでも、「さすがV6」という安定感と仲の良さで観る者を楽しませた。老若男女問わず愛され続ける彼らは、トークでも幸せを届けることができる。

 「慣れない」というオンラインライブにも笑顔を絶やさず、アリーナをめいっぱい使い、終始ハッピーな時間を作り上げた。

King & Prince

 通常のライブをぎゅっと30分に濃縮したような、起承転結のある構成で魅せたKing & Prince。彼らの、若さはじけるキラキラした笑顔には、人を元気にする力があると実感する。

 歌もダンスもさらにレベルアップしている。立ち姿にもはや貫禄さえ感じさせる、堂々としたステージングだった。

 MCでは、それまでのかっこよさから一変、不思議な世界観をもつトークで楽しませてくれた彼ら。照明やマイクスタンドを使い「3人のPrince」「6人のKing & Prince」であることを改めて示す姿には、思わずグッときてしまった。

 初週売り上げ51万枚を突破した新曲「Mazy Night」に加え、カップリング曲「Love Paradox」も披露。短い時間のなかで、いくつもの表情を見せ、楽曲ごとに世界観を構築する彼ら。若き実力派のパフォーマンスに、とんでもないグループが生まれたものだと改めてわくわくさせられた。

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