TikTokで「香水」がヒット、瑛人とは何者か? サビの“ドルチェ&ガッバーナ”の秘話も明らかに

TikTokで「香水」がヒット、瑛人とは何者か? サビの“ドルチェ&ガッバーナ”の秘話も明らかに

 〈君のドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ〉。TikTokを中心にヒットしている「香水」のサビ部分の歌詞は一度耳にすると忘れられない。同楽曲はシンガーソングライター・瑛人によるもので、リリースされたのは2019年4月だが、TikTokのBGMに使われているだけでなく、今なお多くのアーティストたちからカバーされている。現在23歳の瑛人とは何者なのか。「香水」の制作秘話や音楽活動への思いも聞いた。(編集部)

19歳から始めた音楽活動

ーーリアルサウンドには初登場ということで、改めてキャリアや音楽遍歴を聞ければと思います。まず、音楽に興味を持ったきっかけは?

瑛人:物心ついて少し経った時から音楽に興味があって、小学生の時からずっと歌うことは好きでした。

ーー特に印象的な曲はありますか?

大塚 愛 / さくらんぼ

瑛人:大塚愛さんの「さくらんぼ」。CDで流して、一時停止しながらノートに歌詞をメモってました。それが覚えている一番小さい時の思い出ですね。そんなふうに、以前から歌うのは好きだったんですが、実際に音楽を始めようと思ったのは19歳のころです。それまで「音楽をやりたい」というのは心の片隅にはあったんですけど、歌ったらすぐに声が枯れるし、自分は歌手にはなれないなと思っていて。で、19歳のときに大学受験に失敗して。でも大学にどうしても行きたいわけじゃなかったので特に焦らなかったし、他の大学も受けなくて、とりあえず高校卒業してからの1年間は自分のやりたいことを見つけようと思ったんです。1年間「何ができるかな」って考えながら働いていて、僕の友達のKANというダンサーが、すごくアーティスティックで、自分をダンスで表現しているのを見て感動したんです。他のシンガーソングライターの曲を聴いても、「すごいな」って鳥肌が立つし、前から歌が好きだから、僕も曲を作ってみようっていう気持ちで、19歳のころに音楽を始めました。

ーー曲を作ってみようと思って、すぐに制作が進んだんですか?

瑛人:最初は音楽学校に1年間通ったんですね。そこで、シンガーソングーライターのルンヒャンさんに出会って、曲の作り方を教えてもらいました。良いアイデアが出てきたらルンヒャンさんのところに持っていって、「これで曲できるよ」「ほら、一曲できたじゃん!」みたいなやりとりは今も続いています。

ーー周りの方に恵まれた部分もあったんですね。先ほど大塚愛さんの「さくらんぼ」が最初の記憶という話がありましたが、影響を受けたアーティストは?

瑛人:平井大さんと清水翔太さんです。

ーーなるほど。特に思い出深い曲はありますか?

清水 翔太 『HOME』

瑛人:清水翔太さんの「HOME」! 僕が小学生の時に兄貴が歌っていて好きになって、カラオケで絶対歌う曲です。

ーー今も歌われたりするんですか?

瑛人:今でもたまに歌います。カラオケはわりと行きますね。

失恋で落ち込んだ気持ちをセッションで吐き出した「香水」

ーー「香水」はTikTokを中心に多くの方に知られた曲になりましたね。改めて制作の経緯について教えてください。

香水 / 瑛人 (Official Music Video)

瑛人:この詞を作ったのは、恋人と別れて3カ月くらい経ったときだったんですね。落ち込むというか、落ちぶれているというか、ダメダメになっている時期で。そういう時の想いが全部入っているんです。なんでサビが〈ドルチェ&ガッバーナ〉になったかというと、僕が働いているハンバーガー屋のオーナーがドルガバの香水をつけているんですね。一緒に渋谷で朝まで遊んでて、オーナーに「香水持ってて」って言われて預かって、オーナーは帰ったんですけど、僕は渋谷で友達とセッションみたいなことをしていたんです。それは、誰かがギターを弾いて、僕がフリースタイルで言葉を歌っていく、という感じなんですけど。その時になんとなく「オーナーの香水つけちゃえ」ってつけたんですよ。「うわ、初めてドルガバつけた!」と思って、セッションしていたときに、落ち込んでいる気持ちとかを全部バーッと吐きだして。そうしたら、匂いについて歌う部分で、〈ドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ〉という歌詞が自然と出てきたんですよね。「うわ、これすごいハマった!」と思って、プロデューサーのルンヒャンさんに「こういうアイデアがあるんですけど」って持っていったら、「めっちゃいいじゃん、面白い!」と言ってくれて。そこからどんどん詰めて一緒に作ってきました。

ーー最初にサビができて、そこからどんどん広がっていったんですね。セッションという作り方も面白いですね。

瑛人:セッションは曲を作るというか、自分の気持ちを吐きだす場所みたいな感じで。今も仲間たちと会うときはやってます。

ーー最近は『スッキリ』や『ミュージックステーション』などテレビ番組でも取り上げられています。

瑛人:録画して見ました。もうびっくりですね。『Mステ』も嬉しかったです。あとBillboard JAPANチャートにランクインして、西武新宿駅の前のユニカビジョンに「香水」のMVが流れたので、写真を撮ってきました。

ーー最近だとチョコレートプラネットさんのMV再現の動画を見て、また新しい層に広がっているなと思いました。

香水/瑛人 MV再現 (covered by 瑛肩)

瑛人:あれは最高ですね! あの「香水」で何人が笑ってくれたんだろうって考えると、チョコレートプラネットさんには大感謝です。MVに出ているダンサーの人から「私、真面目にやりすぎたわ」って連絡が来て(笑)。あと『Mステ』にも出たんですけど、ドンキとかで売ってる、お腹を押すと鳴る鳥(びっくりチキン)でカバーしたバージョンも面白かったです。でもやっぱり、チョコレートプラネットさんのカバーは友達と電車で大爆笑しちゃいました。

【Mステ】で瑛人さんが爆笑した『香水』びっくりチキンカバー

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる