針スピ子、中毒性満載の「「ぴえん」のうた」バイラルチャートに突如登場 リスナーとの“距離の近さ”がもたらすヒットの連鎖

参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(7月2日公開:6月25日~7月1日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:jon-YAKITORY「シカバネーゼ」
2位:DISH//「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」
3位:瑛人「香水」
4位:針スピ子「「ぴえん」のうた」
5位:yama「春を告げる」
6位:YOASOBI「夜に駆ける」
7位:りりあ。「浮気されたけどまだ好きって曲。」
8位:Marie Lemme「Myra」
9位:優里「かくれんぼ」
10位:オレンジスパイニクラブ「キンモクセイ」

針スピ子「「ぴえん」のうた」

 今週の注目すべきトピックスは突然チャートに登場した針スピ子の「「ぴえん」のうた」だろう。なんと突如4位にチャートインしており、予想外の大躍進を見せている。なんの前触れもなく彗星の如く出現した針スピ子とは何者なのだろうか。

 今回チャートインした「「ぴえん」のうた」は大人気PCホラーゲーム『PIEN-ぴえん-』に使用されたことをきっかけに注目された楽曲だ。ポップでかわいいホラーゲームと称される『PIEN-ぴえん-』の世界観を楽曲にした本作は特にYouTubeを中心に話題となり、約233万再生を叩き出している。これほどまでに再生回数を伸ばしている要因は楽曲の高い中毒性ではないだろうか。親しみのある童謡調のメロディと〈ぴえん…ぴえん…〉と繰り返される印象的な歌詞がなんとも形容し難い中毒性を生み出し、一度聴くと頭から離れない。ふと気づくと何度もリピートしてしまうリスナーも多いのではないだろうか。

針スピ子 / 「ぴえん」のうた

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