『I-LAND』第2回、12名で最初の評価テストへ センター争いと“連帯責任”の結果は

『I-LAND』第2回、最初の評価テストへ

 センターになったNIKIの問題は音程の不安定さ。中間発表としてプロデューサーであるRAINの前で行った練習の時にも露呈してしまい、直接指摘される場面も。チームのメンバーとNIKI、そしてHEESEUNGは直前までセンターを務めるには誰がふさわしいのかを悩み続けることとなった。

 一方、「GROUND」では和気藹々と練習に励む練習生たちの姿が見られた。もう一度「I-LAND」に戻るという同じ目標を持つ彼らは、ライバルでありながらも友情を大事にしているようだ。彼らに残されているチャンスは、1人ずつ課題曲を披露してプロデューサーにその映像を見てもらい、“OUT”となったメンバーの代わりに昇格するというものだけだった。明るく練習する姿を見せつつも、彼らの心はどんどんプレッシャーや悔しさに押しつぶされていく。練習したはずの振り付けも歌詞も飛んでしまい、悔し涙をにじませる練習生の姿もあった。彼らの運命もまた、「I-LAND」にいる12人のパフォーマンスによって決まるのだ。

 7日間の練習を終えて迎えた「Into the I-LAND」の舞台当日、センターに立ったのはNIKIだった。動く舞台装置の上でのパフォーマンスは、振り付けや歌だけでなく動線にもミスが許されない。プロとしては当たり前のことだが、まだ練習生期間の短いメンバーも含んでいる彼らにとってはとても難易度が高かっただろう。

[I-LAND/Full Ver.] 첫 번째 테스트 시그널송 ♬Into the I-LAND 200703 EP.2

 大きなミスもなく終えた舞台に見えたが、審査員の評価は甘くはなかった。細かなダンスの動きや歌の音程の正確さ、そして表情や動きの硬さまで評価され、結果は“OUT”となる6人を選ばなければならないことに。個人の点数のばらつきとその平均点によって出された結果から、彼らは“連帯責任”の重さを知ることとなった。自分の小さなミスや甘さが全体の評価につながり、誰かや自分自身を“OUT”にする原因となる。

 次回の放送では、またしても彼らが投票を行い「I-LAND」から出ていく6人を選ぶこととなる。誰が誰を選ぶのか、そして「GROUND」を抜け出す練習生は誰なのか。彼らの選択と次の評価テストへの動きが見られる第3回は、本日7月10日23時よりABEMA SPECIALチャンネルにて放送される。

■フルヤトモコ
1999年生まれの大学生。韓国のカルチャーと洋楽、本、映画など。
東京藝術大学 音楽環境創造科在籍。

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