ジャニーズWEST、「間違っちゃいない。」はより強いメッセージソングに シングル『証拠』収録の7人バージョンに注目

 6月24日にリリースされたジャニーズWESTの14枚目となるシングル『証拠』。発売に先駆け『バズリズム02』(日本テレビ系)や『うたコン』(NHK総合)などテレビ番組でも表題曲が披露され、これまでの元気いっぱいのイメージに加えメッセージソングも届けられるアーティストとして認知され始めているのではないだろうか。またリリースと同時に初回盤Bに収録されている楽曲「間違っちゃいない。」にも注目が集まっている。今回はデビュー6周年を迎え、大きな過渡期を迎えたジャニーズWESTの魅力に「間違っちゃいない。」を通じ、フォーカスしたい。

歌い重ねることでファンに愛される曲に成長

 「間違っちゃいない。」は今回が初披露の新曲ではなく、2018年12月にリリースされたジャニーズWESTの5枚目のアルバム『WESTV!』通常盤にボーナストラックとして収録されていた楽曲である(『WESTV!』収録時のタイトルは「間違っちゃいない」)。メンバーの重岡大毅が作詞作曲を手がけ、神山智洋、濵田崇裕と共に3人のユニット曲として発表された。同アルバムをひっさげ翌年にスタートしたライブツアー『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV! 』では重岡がキーボード、神山はカホン(箱型パーカッション)、濵田はギターを演奏し、アコースティックな世界観でファンを魅了した。

 今回改めて7人で収録するにあたり、その様子がSpecial Studio Recordingとして特典映像に収められている。7人バージョンでは、バンドとストリングスを背負い、重岡がキーボードを演奏、他の6人が重岡を囲むように並んで歌うスタイルがこれまでになく新鮮だ。

 今回は3人から7人バージョンへ歌割りが変更されているが、歌唱力に定評のあるメンバー揃いである“強み”をいかんなく発揮している。同曲は失敗してもいい、迷ってもいい、落ち込んでもいい。そのプロセスは決して間違っていないという応援歌であるが、その歌詞をそれぞれのメンバーが力強く感情を込めて歌い上げている。神山、濵田が圧倒的な歌唱力でアレンジも加えながら歌い上げ、声量のある桐山照史が力強さを加えている。またこれまでの安定力に加え、大人っぽい歌声を披露した中間淳太、難しい下ハモを器用にこなす藤井流星、艶のある歌声で華やかさを添える小瀧望と、メンバーの歌う姿を嬉しくてたまらない様子で終始笑顔の重岡大毅。7人バージョンではジャニーズの中でもトップクラスといわれる歌唱力を持つ7人の美しいユニゾンも堪能できる。

 特典映像内では歌い終えた重岡が「3人で歌っていた時は3人のメッセージとして伝えていたが、7人で歌うとまた新しい曲になったイメージ」と話す。藤井は「ライブ会場で披露した時の景色が想像できる』」と語った。また小瀧が、普段自分のことをあまり語らないタイプの重岡の考えは、歌詞で答え合わせすることができると告白する場面も。桐山は曲について「赤ちゃんが大きくなっていく感じ。いずれファンの前で生演奏することでまた大きくなって成長していく」と夢を馳せた。

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