「TWICE: Seize the Light」Ep 9.
TWICE、ファンの心に寄り添い続ける姿勢 新型コロナウイルス感染拡大による公演中止への思いも明らかに
昨年行われた『TWICE:WORLD TOUR 2019'TWICELIGHTS'』の密着映像を中心にTWICEの軌跡を追うドキュメンタリー『TWICE: Seize the Light』は、本来ならばワールドツアー最終公演の舞台に立ち、会場一杯のファンから声援を受ける彼女たちの姿で締め括られていただろう。
しかしツアーは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を受け、予定されていたソウルでのアンコール公演と東京ドーム公演が中止となり、本ドキュメンタリーのエンディングも予想外の形をとることとなった。
「残念だったことは、最終公演が中止になったことです」(モモ)
「東京ドーム公演ができなくて悔しかった。みんな待ってたのに」(ジョンヨン)
「公演が中止になって、ファンの皆さんに会えないことがとても寂しいです」(ナヨン)
「ワールドツアーの中止はギリギリまで決まらず、日本での最終公演もどうなるのか直前まで分かりませんでした」(サナ)
公演中止の決定後に撮影された映像で構成されるスペシャルエピソードでは、約1年という長期にわたるツアーのゴールテープを切ることが出来なかったことに対するメンバーそれぞれの思いが語られていた。
続く映像には本ドキュメンタリーの制作会見が記者なしで行われている光景も収められており、ツアー以外の活動全体にも現れている大きな影響がうかがえる。
「ツアーの時の映像を見ていると、公演が恋しくなりました。多くのイベントが中止になったことでファンの皆さんとの交流の大切さをより実感しました」
そう語るナヨンから、音楽番組やイベントなどが無観客での対応がとられる中で、無念が募るのはメンバーもファン同様であることが察せられた。
しかし、こういった不測の状況下でも「(ツアーの)中止が決定してからは少しずつ休養を挟みながら、新しいアルバムの制作を進めていました。その準備に時間を費やしたんです」というサナの言葉どおりに、彼女たちによる創作の歩は決して緩まることがない。実際、ライブ配信やリアリティ番組、またジヒョのカバーソング、ダヒョンによる「Feel Special」のピアノ弾き語りといったオリジナルコンテンツの発信など様々な工夫を凝らしながら、いま可能な手段をもって日々ファンの心に寄り添い続けている。