2PM Jun. K、新曲「THIS IS NOT A SONG, 1929」とオンラインコンサートから見えた魅力 歌唱力と深い表現力でファン魅了

 曲の合間に2人のトークを挟みながらライブは進んでいく。時折、日本語を交えたりしながら、質問コーナーや、クイズなど、ファンミーティングのような場面も。久々にJun. Kに会えたファンにとっては、素顔が垣間見えるのは嬉しかったのではないだろうか。わちゃわちゃした2PMらしいやりとりを久々に見ることができ、懐かしさを感じたファンも多かっただろう。途中でStray Kidsのバンチャンがゲストで出演したり、観客として見にきていた社会服務要員として兵役中のメンバー・ジュノが登場したりなど、賑やかに進んでいった。

 傘を使った振り付けがポイントの可愛らしい曲「MARY POPPINS」、YouTubeで話題になりチャート逆走した2PMの「My House」も披露。ギターの演奏から始まるソウルフルなJun. Kバージョンの「My House」はさらなる大人の魅力を放ち、「本当は2PM 6人でやりたいけど」と本音も漏らしていた。無観客という状況でも、久々に思いきり歌えることをとても楽しんでるようだった。最後は、「THIS IS NOT A SONG, 1929」のパフォーマンスで締めくくった。初めてファンの前で披露された「THIS IS NOT A SONG, 1929」は音源で聴くよりもずっとエモーショナルだった。

オンラインライブから改めて見えたJun. Kの魅力

 彼のパフォーマンスの魅力は以前のコラムでも書いたが、なんといってもブレることのない正確な歌唱力と声量、そして歌唱力に裏付けられた深い表現力だ。どこまでも気持ちよく伸びるその歌声には、誰もが耳を奪われる。今回のオンラインライブは、リアルで素晴らしい歌を聴けないのが本当に残念だったが、それでも画面から彼の歌の迫力は十分感じられた。

 この今まで経験したことのない環境でのライブを通じて、彼の本来の魅力に改めて気づくことができた。筆者も含め、早く、大きな会場を圧倒する歌とパフォーマンス、ファンとのやり取りを楽しそうにしているJun. Kの姿が見たい…と思ったファンは多かったのではないだろうか。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等

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