イム・ヨンミン、AB6IXや『PRODUCE 101』での功績 グループ脱退を受けて振り返る
6月8日、韓国のボーイズグループAB6IXのイム・ヨンミンが脱退を発表した。
AB6IXは、彼らの持つアーティスト性から“完成形アーティストドル”とも呼ばれる実力派のグループだ。多くの実力派ラッパーが所属するHIPHOPレーベル<BRANDNEW MUSIC>からデビューしたグループというだけあり、作詞作曲からプロデュースなど制作の全般をメンバーが中心となって作り上げたデビューEP『B:COMPLETE』は話題を呼んだ。
ヨンミンは、1995年生まれの釜山出身。特技はラップメイキングとピアノだ。2016年から<BRANDNEW MUSIC>に所属して練習生としてのキャリアをスタートしたヨンミンが一躍脚光を浴びたきっかけは、『PRODUCE 101 シーズン2』だ。韓国で放送されたこの番組は、101人の練習生から国民プロデューサーの投票により最終的に11人が選ばれグループを決定するというもの。ヨンミンと同じ事務所からは、共にのちのAB6IXのメンバーとなるキム・ドンヒョン、イ・デフィ、パク・ウジンが参加していた。4人合わせて「BRANDNEW BOYS」と呼ばれ、それぞれに強い持ち味があり人気を博していた。
ヨンミンは番組内でその人柄の良さと歌声で人気を獲得していた。ラッパーでありながらボーカルを褒められる場面もあり、パフォーマンスの際とは違う少しほんわかした性格も魅力の一つだった。番組内の最終順位は惜しくも15位に終わり、Wanna Oneのメンバー入りは逃したものの、ドンヒョンとともにMXMというユニットを結成。「メンバー2人の魅力を合わせ、新しい魅力を披露する」という意味を込めた「Mix & Match」「More & More」を組み合わせたユニット名だった。その名の通り2人の魅力を詰め込んだユニットは、『PRODUCE 101』でつかんだファンの心を離すことはなかった。