Fatman Scoop/DreamDoll/LiLi、国内外のコラボ実現でストリーミングシーンに吹かせる追い風

<LINE RECORDS>が実現した国内外コラボ

 どんどんその市場を拡大する音楽ストリーミングサービス。昨年、アメリカの音楽業界においては実に80%もの利益をストリーミングサービスが占め、メジャーレーベルの音源だけでも1時間に約100万ドル(約1億円)の売上を計上しているという巨大マーケットに成長した。ここ日本でも、プラットフォームの多様化とともにストリーミングサービスに音源を解禁する大物アーティストらが続いていることは周知の通り。それに伴って、国内ユーザー数がさらに右肩上がりになることは必至という環境である。

 そんな中、日本国内でストリーミングヒットを生み出すことを目的にLINE内で立ち上がったのが<LINE RECORDS>だ。アジア圏内においてはダントツのユーザー数を誇るLINEの強みを活かしつつ、オーディションを開催したり合弁企業であるLINE MUSICでのプロモーションを強化したりといった施策に励む独自のレーベルである。今回、<LINE RECORDS>がさらにサブレーベルとなる<LINE RECORDS International>を立ち上げ、第1弾のシングルを発表する。

 「INVISIBLE」と題されたその楽曲は、<LINE RECORDS International>の冠にふさわしく、国内外のアーティストのコラボが実現した内容だ。アッパーなEDMビートの上でキュートにラップするのは、ニューヨークはブロンクス出身の女性ラッパー、ドリーム・ドール。彼女、あのカーディ・Bを輩出した(そういえばカーディ自身もブロンクス育ちだ)人気リアリティ番組『Love & Hip Hop: New York』に出演した経歴を持つお騒がせガールである。しかも番組内ではニッキー・ミナージュと長年付き合っていたサファリー・サミュエルズとの恋仲を噂される役回りでもあり、余計に人々の視線を惹きつけてきた存在。今年に入ってリリースされたシングル曲「Who You Loving?」では人気ラッパーのG・イージーをゲストに迎えており、今年さらなる活躍が期待される話題のラッパーでもある。

 また、「INVISIBLE」で印象的なコーラスを聴かせるのは、日本を拠点としながらも、これまでにアメリカでも多くの経験を積み、マイアやキャット・デルーナ、ショーン・キングストンらとも共演してきたLiLiだ。シンガーとしてだけではなく、ダンサーやモデルとしても活動するLiLi は、今回、このプロジェクトを共同で立ち上げたDME WORLDからインターナショナルデビューを果たすこととなる。

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