JO1、洗練されていくパフォーマンスと表情 『1st FANMEETING』や「おうちで無限大チャレンジ」から分析
人気急上昇中のボーイズグループ・JO1の『1st FANMEETING』の映像が、Youtubeにて公開された。
このファンミーティングは2020年1月31日にパシフィコ横浜国立大ホールで開催されたもので、「YOUNG」「無限大(INFINITY)」「La Pa Pa Pam」「Running」「ツカメ ~It's Coming~」の5曲のステージと、賑やかなゲーム&トークコーナーで構成されたファンミーティングを、なんと無料で楽しむことができる。
このイベントの当選倍率はすさまじい物だった。現地で楽しむことができなかった“JAM”(=JO1のファン)はもちろん、新たにJAMとなる幸運な人たちにJO1を紹介するのに最適な映像だろう。
そして、JO1は「おうちで無限大チャレンジ」として、SNSでダンスレクチャー動画を連日公開。メンバーが一人ずつ「無限大(INFINITY)」の各パートの振り付けを丁寧に説明してくれる動画で、おうち時間をJO1と一緒に楽しめる企画だ。
一人一人が担当するパートは短いのだが、メンバーに動きを解説されると、短い尺の中にこれだけ細かい動きが入っていたのかと驚かされる。ダンス未経験だったメンバーも、ダンスを教える側になったのかと思うと、とても感慨深い。筆者もこの機会に踊ってみようとしたが、あらためてメンバーの努力の尊さを思い知ることとなった。
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このようにMV以外で彼らをじっくり見られる機会が増えた今、彼らのパフォーマンスをあらためて捉えてみよう。
もはや“ダンス未経験者”ではない、驚くべき成長速度
JO1を生み出したサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』、略して“プデュ”からデビューを勝ち取ったメンバーたち。この番組に出演したのは、歌やダンスの経験者だけではなかった。
特筆すべきは、そんなダンス未経験者ながらデビューを決めた川西拓実、河野純喜、金城碧海、與那城奨の4人だろう。
川西拓実は歌もダンスも未経験ながら、ダンス経験者たちからもその成長速度を認められてきた。そんな吸収の早い彼がデビュー準備期間で身に付けた物は大きかったようで、ファンミーティングではどの曲でも強い存在感を示し、「おうちで無限大チャレンジ」ではレクチャーのトップバッターを務めてくれた。もう彼に「ダンス未経験なのに上手い」という誉め言葉は相応しくないだろう。
河野純喜は、歌もダンスも未経験でありながら、メインボーカルとも言えるポジションに立ち、ダンスも周囲に全く引けを取らない。それでいて、自分のパートでカメラに抜かれた時には、彼の最大の魅力は後述の「表情」ではないかと感じる。彼の表情の変化をずっと見ていたいと思うファンも多いのではないだろうか。
同じく歌もダンスも未経験だった金城碧海は、“ポーカーフェイス”を維持して高難度のダンスをこなしていくのが、彼の唯一無二の魅力だろう。「無限大(INFINITY)」で堂々とセンターに歩き出す姿を見ていると、プデュ内での評価がFクラス(一番下のクラス)だったとは、とても思えない。
與那城奨は、もともと歌手を目指していたこともあり、自分のパートを歌いあげている時の所作の繊細さには目を奪われる。ファンミーティングでの見どころは特にバラードの「Running」だろうか。最年長らしいセクシーさも発揮され、彼がカメラに抜かれると、なんだか背筋が伸びてしまう。