THE RAMPAGEメンバー分析【入門編】Vol.11:神谷健太
THE RAMPAGE 神谷健太、好奇心旺盛さがもたらすグループへの刺激 メンバーやファンを翻弄する“不思議キャラ”な一面も
そんな神谷のキャラクターを一言で表すならば、“不思議キャラ”。デビュー当時はクールなイメージから“沈黙のハイサイ・タイフーン”というキャッチフレーズがついていたが、今ではその素顔が明らかとなり、「一匹狼じゃないですけど、自由人だしマイペース」(引用:JJネット)と、不思議キャラであることを自覚している。ステージでは、色気たっぷりのダンスや1人1人と目を合わせるような距離の近いパフォーマンスで観客の心を掴んでいるが、ステージを降りると、奇妙な動きやクセになる笑い声、エキセントリックな世界観でファンやメンバーを翻弄。無類の餃子好きで、趣味が餃子作りというところも、少し変わっている。なお、2017年には、初の単独ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』のスタートとともに、自身のトーク力を磨くという名目で動画コーナー「しゃべれない2人」を発足。終演後に繰り広げられる、同じく口下手な藤原樹とのゆるいやりとりが話題を呼んだ。(※現在はTHE RAMPAGEの公式TwitterやEXILE TRIBE Mobileで不定期に配信中)。では、実際にこの3年で2人の話術が磨かれたのか? というと、4月に配信されたインスタライブ「STALI HOMIES」での会話を見た限り、まだ発展途上といったところだろうか。それでも、名残惜しそうに配信を終える2人の姿が微笑ましく、彼らの人気の高さを示すように、配信後には「#しゃべ2」がTwitterのトレンド1位に輝いた。その反響(公約)に応えるべく、THE RAMPAGEのTikTokアカウントにはアッシャーの曲に合わせて楽しそうに踊るソロダンス動画がアップされているので、そちらもぜひご覧いただきたい。
好奇心旺盛で、「カッコイイ!」と思ったものを積極的に取り入れ、「やりたい!」と思ったことに果敢に挑戦していく神谷健太。その様は、しっかり者のメンバーに身を委ねてのびのびと個性を発揮しているといった印象だが、ボーカルでありながらダンスに対してもストイックなRIKUから「健太のダンスって、何が出てくるのかわからないんで。ツアーの時も毎回違ったし、ソロダンスの時なんかは気になってモニター越しに見ちゃったりして」(引用:TVfan)と言われているように、神谷の存在もまたメンバー達の刺激になっているようだ。これからも我が道を突き進んでいってくれるだろう神谷の存在が、16人が築き上げた“THE RAMPAGEらしさ”に新たな風を吹き込んでいく。
■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38