Sexy Zone、King & Prince、SixTONES……中島健人&平野紫耀W主演を機に考える、グループ超えた共演の魅力
グループ超えた共演で新たな“沼”に
一足先にSexy Zoneがデビューしたものの、彼らは同世代として括れるほど年齢が近く、プライベートでの交流エピソードも語られてきた。
Jr.時代の共演とは違い、一人の俳優として、グループ名を背負って立つフィールドの違いがある。お互いに切磋琢磨するのはもちろんだが、監督や共演者とのコミュニケーションを通して得るものもの大きいことだろう。
2005年放送のドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で共演した山下智久とKAT-TUN・亀梨和也は、修二と彰としてブレイクを果たし、2017年には再びドラマで共演。そして15年の月日を経て亀と山Pのドームツアー決定と、ドラマから派生したユニットでの活躍事例もある。グループとは違ったテイストのアウトプットがみられるのも醍醐味の一つであり、一方でお互いに戻る場所がある儚さもあり……。短期集中で濃密な時間が流れる、独特の雰囲気がある。
ファンとしては自担の活躍を見るはずが、共演する別グループのメンバーも他人とは思えない気持ちになり、そのグループが次第に気になっていき、ズドンとハマるケースも少なくない。こうして応援するグループが雪だるま式に増えていくのだが、それもファン人生において幸せが一つ増えるというもの。
『未満警察 ミッドナイトランナー』の放送は延期されたが、その分、出演者たちの作品にかける情熱はこれまで以上に強くなるのではないだろうか。出演者、スタッフを守るための勇気ある決断を讃えると共に、人気アイドル二人によるどんな化学反応がみられるか、お披露目される時を楽しみに待ちたい。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。