FLOW、アニメ×ロックの最前線を走り続けるパフォーマンス 『アニメ縛りリターンズ』を振り返る

FLOW、アニメ×ロックの最前線を走り続けるパフォーマンス 『アニメ縛りリターンズ』を振り返る

 “アニメ縛り”とは何なのか。それは2017年12月に初めて開催され、翌年に南米ツアーも行われた、FLOWのFLOWによるアニメのためのお祭りだ。その名の通り、FLOWが手掛けたアニメ関連曲を全投下する一大イベントが、満を持して帰ってきた。2月24日、幕張メッセイベントホールにて、題して『FLOW 超会議 2020 〜アニメ縛りリターンズ〜』。この模様はニコニコ動画で生配信もされた。普段のFLOWのライブとは違う、男子比率とペンライト比率がぐっとアップした満員のオーディエンス。開演前の「影アナ」担当は内田真礼だ。いきなり豪華。16時30分、無礼講の宴が始まる。

「ふはははははははは……」

 いきなりスクリーンで高笑いしたのは、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のゼロだ。

(写真=kimura yasuyuki)

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。この瞬間を楽しめ!」

 出た、名セリフ。メンバー登場、ド派手なレーザー、ペンライトの海。オープニングは『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズから、「COLORS」「WORLD END」「PENDULUM」の三連発。「楽しみ倒そうぜ!!」とKEIGO(Vo)が叫ぶ。言われなくてもすでにフロアは沸騰状態、ペンライトの色を変えながら「オイ!オイ!」の大合唱だ。スクリーンには『コードギアス』の名場面が流れる。疾風怒濤のオープニング、ファンもメンバーも気合がハンパない。

「初めてワンマンで幕張メッセイベントホールに来たぜ。伝説作ろうぜ!」

 KEIGOの開幕宣言を受け、聞こえてきた曲紹介のナレーションは、『デュラララ!!×2 結』の竜ヶ峰帝人。曲はもちろん「Steppin’out」、客席は全員もれなくタオル回しで忙しい。続いて『PERSONA-trinity soul-』から「WORD OF THE VOICE」、『べるぜバブ』から「Hey!!!」。ラテンのリズム、疾走セツナロック、グラマラスなヘヴィロック。アニメに合わせてアプローチを変え、それでもすべてFLOWらしく着地させるのが、譲れない彼らの流儀だ。ベースのGOT’Sは、重低音を支配して動かざること山の如し、ドラムのIWASAKIは雷神の如くリズムをスパークさせ、ギターのTAKEは天馬の如く縦横無尽なプレーで駆け回る。盤石のバンドサウンドに乗り、KEIGOとKOHSHIはぐんぐん飛ばす。5人のバランスはエクセレントだ。

 今度のナレーションは『サムライフラメンコ』から羽佐間正義だ。

「みんなの正義と愛の力を幕張に集めましょう!!」

 粋なセリフからの「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」、しかも総勢14名のGinyuforcE(ギニュ〜特戦隊)&RAB(リアルアキバボーイズ)のオタ芸ダンス付き、これが盛り上がらずにいられるか。映画『ドラゴンボールZ 神と神』からの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」と「HERO~希望の歌~」、“元気玉”ロック二連発も歌わずにはいられない。スクリーンでは、悟空と破壊神の空中バトルが熱い。『HEROMAN』からの「INVASION」は楽器隊3人だけで、気迫満点のインストカバー。続く「CALLING」は、青く染まったペンライトの中で切なく熱く疾走するロックチューン。めまぐるしく変わる映像と音楽、FLOWがアニメ界で積み上げてきたキャリアの重みと広がりを感じさせる、圧巻のパフォーマンスだ。

「最高の景色、見てます。みんなのおかげです」(IWASAKI)
「8割くらい、二次元じゃない?」(GOT’S)
「一人残らず、間違いなく、優勝させます。最後まで楽しんで!」(TAKE)

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