テレビ発アイドルに注目 青春高校3年C組、豆柴の大群らに感じる新しいグループの形
おニャン子クラブ、モーニング娘。、アイドリング!!!、ラストアイドル……といつの時代にもテレビ番組から誕生したアイドルグループは、数多く存在している。若者のテレビ離れとYouTubeや定額ストリーミングサービスなどを筆頭にした動画メディアの台頭が叫ばれる現代だが、まだまだテレビが力を持っていると言える一つにアイドルグループの誕生がある。
青春高校3年C組
今年1月、青春高校3年C組がメジャーデビューシングル『君のことをまだ何にも知らない』をリリースした。テレビ東京と秋元康がタッグを組み、2018年4月からスタートしたのがバラエティ番組『青春高校3年C組』(テレビ東京)。シングルのジャケット全タイプを女子生徒が飾っているため勘違いしやすいが、青春高校3年C組は言わば男女共学のグループで、彼らはそれぞれがアイドル部、男子アイドル部、ダンス&ボーカル部、軽音部といった部活に所属している。
アイドル部が表題曲を担当した「君のことをまだ何にも知らない」では、女子生徒13人がそれぞれ初めての告白に挑戦する。センターを務めるのは、頓知気さきな。家に引きこもりがちのニートだったという彼女だが、人懐っこい笑顔とひたむきなオーラを放っている。
放送スタートから2周年を迎える4月には、放送が平日の夕方枠から月曜の深夜帯に変更、関東ローカルから放送地域拡大、日比野芽奈主演でドラマがスタートなど、取り巻く環境が大きく変わる。今後も“理想のクラスを作る”というコンセプトのもと、生徒たちが輝かしい青春の1ページを歩んでいく中で、新たなアイドル像を模索してほしい。