THE RAMPAGE 川村壱馬は有言実行の人ーー真面目でストイックな一面が真摯に夢や人と向き合う証に

THE RAMPAGE川村壱馬は有言実行の人

 また、川村は有言実行の人でもある。昨年、『HiGH&LOW』シリーズと人気漫画『クローズ』『WORST』の世界がクロスオーバーする作品『HiGH&LOW THE WORST』で主演を務めた際には、子どもの頃に「将来、絶対『クローズ』に出る!」と宣言していたことや、『HiGH&LOW』シリーズがスタートしたばかりの頃から出演を熱望していたことを明かしている。同作では、普段の自分とは対極にあるという、愛嬌のある主人公・花岡楓士雄役を熱演。初の主演にも関わらず、先輩俳優達に囲まれながらも臆することなく撮影していたという。初めて挑戦した本格的なアクションも、11年間やっていた空手とダンスの経験を活かし、1カ月で習得したそうで、ここでも大物っぷりを発揮している。一方、3月13日に公開される映画『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』には、ツンデレなヤンキー王子・京極竜役で出演。こちらは本人も素の自分に近いキャラクターだと語っており、年上の先輩を慕い、先輩に可愛がられるキャラクターも役柄と共通しているようだ。

 さて、ここまで読むと川村壱馬=完璧超人のような印象になると思うが、彼にも意外な弱点がある。それは、虫。「MVの撮影中などに虫から逃げ回っている」と、度々メンバーから暴露されているほど、大の虫嫌いだそう。また、パフォーマーの長谷川慎とはプライベートでも2人で過ごす機会が多く、通称“かずまこ”コンビの仲の良さ……もとい、一匹狼的な雰囲気の川村が長谷川を溺愛している姿もファンにはたまらない様子。クールでありながら、好きなものには一途な努力家。そして、(本人は不本意かもしれないが)可愛らしい一面があることが、彼が多くの人に愛される理由なのだろう。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる