EXILE ATSUSHI、アメリカ留学へ至った苦悩を告白 「楽屋で暴れるくらいの具合の悪さに」
4月14日に『EXILE ATSUSHI PREMIUM LIVE』(TBS系)が放送された。この番組は、今年2月28日、3月1日に大阪・京セラドームにて開催された『EXILE ATSUSHI PREMIUM LIVE 2018』の模様をオンエアしたもの。『EXH~EXILE HOUSE~』(2009年)から始まり、3年ぶりの開催となった極上のソロライブだ。
4月11日にリリースするブルーノ・マーズの代表曲であり、世界で初めて日本語詞でカバーされた「Just The Way You Are」も、いち早く披露したこの日のライブ。番組では、ATSUSHIへのインタビューを織り交ぜながらのオンエアとなった。2016年にはソロアーティスト史上初となる6大ドームツアーを開催し、ボーカリストとして確固たる地位を築いた。そんな中、ATSUSHIは大きな決断をすることになる。それが、アメリカへの留学。日本での活動を休止し、ボーカリストとして更なるパワーアップすることを発表した。
実はその裏には、ATSUSHIが抱える苦悩があった。自らの危機を乗り越えるための時間がアメリカ留学だったのだ。留学を決めた理由についてATSUSHIはこう語っている。「2014年にやったソロでのツアー途中でも、自律神経の関係でめまいとかがしていたりとかから始まって、その辺りからバランス崩して。2015年の『AMAZING WORLD』というツアーで、楽屋で暴れるくらいの具合の悪さになっちゃって、そこら辺にあるパーテーションを蹴り飛ばした思い出がありますけど……(笑)。自分で言うのも辺ですけど擦り切れるような状況で、逃げたい、消えたい。一回日本から離れたい。今行かないと、どこか何かが壊れるか、自分が音楽のこと嫌いになるか、病気になっちゃうか、何かが起こってたはず」。前向きに思えたアメリカ留学には、ATSUSHIの知られざる思いがあったのだ。
「『ナーバスになってどうすんの? 楽しい方が良くない?』というのが当たり前の文化の中で過ごしていたら、そうだよな。ステージ上で一番楽しんじゃえばいいんだよな。って思えたんですよね。少ない時間ですけど、1年ちょっと、アメリカで生活できたのはすごく大きな薬だったんでしょうね」とアメリカ留学を振り返るATSUSHI。復活ライブでもある今回のライブについて彼は、「正直、無事に終わったから言えるんですけど、1週間ぐらい前に『あれ……また体調が』みたいに、体の中にスイッチができてしまったのか、消えかかってたスイッチがでてきてしまったのか。またこうなるんだっていう瞬間があったんですよ。だけど、最後の最後でアメリカで経験した大きな薬がいいように作用してくれて『楽しめばいいじゃん』って思ってたじゃん、自分でって。ブルーノのライブ観た時に心の底から思ってたじゃんってそこで盛り返せたというか。会いにきてくださったみなさんにすごくエキサイトしていましたし」と、今回のライブにもアメリカ留学の経験が支えになっていたと話す。