日向坂46 井口眞緒は、あらゆる表現の幅を広げたアイドルだった バラエティやステージで見せた特異な存在感

 また、井口がグループに与えた貢献についても同氏は語る。

「日向坂46のシングルがリリースされるタイミングになると、「シングルヒット祈願キャンペーン」を行うのですが、そのなかで井口さんの言動はよく注目を集めていました。たとえば1stシングル『キュン』のリリースタイミングで、全メンバーが2人1組で襷をつないでいき120キロの駅伝を行った際には、第一走者の加藤史帆さんと上村ひなのさんを、人目をはばからずに応援して盛り上げていました。無条件に他のメンバーを肯定する力はグループ随一だったと思いますし、そのような彼女の人柄はメンバーを支えていたと思います。また、齊藤京子さんは、井口さんを親友であると公言しており、バラエティに関する悩みを相談していたようです。バラエティでの対応において、齊藤京子さんにも影響を与えているように思います」

 同氏は、井口の卒業に向けて最後にこのように語った。

「バラエティ面でもステージの面でも表現の幅を広げてきたパイオニアですが、その背景には本人の地道な努力がありました。彼女のそういったメンタリティはメンバーに受け継がれていくと思います。また、人の話を真摯に受け止め肯定してくれる存在でもあるので、どこへ行っても活躍されるでしょう。個人的には、いつか「スナック眞緒」を開いてみんなを幸せにしてほしいですね」

 卒業後は社会人として企業で働くことを明言している井口。グループの卒業は残念だが、彼女の努力は今後も活かされていくことだろう。一方日向坂46は彼女の不在をどう乗り越えていくのだろうか。グループの今後の活動も見守っていきたい。

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