日向坂46、オードリー春日俊彰との相思相愛な関係性 『日向坂で会いましょう』から振り返る

 『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で扱われたことをきっかけに今世間で「春日語」が話題になっている。これは、オードリー・春日俊彰による造語だ。日常的に使っているというこの造語に、視聴者からも大きな注目が集まった。そんな春日語であるが、実はいち早く紹介していたのが日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』および、けやき坂46時代の前身番組『ひらがな推し』(どちらもテレビ東京)だ。『ひらがな推し』が放送開始されたばかりの頃、「オードリーと距離を縮めよう」回で行われたオードリークイズで、春日語というワードが番組初登場。「うまい刺身。春日語で何?」という問題が出題され、高本彩花が唯一正解し(なお、正解は「うましみ」)、また柿崎芽実は不正解だったものの、「よしお、小島よしお」(春日語で許可を出す意としての「いいよ」)と回答。春日は、彼女たちが「春日語」を知っていたことに喜び、同放送をきっかけに日向坂46との距離は一気に縮まっていく。

日向坂46『ソンナコトナイヨ』(通常盤)

 その後も、番組内に春日語は何度も登場し、日向坂メンバーは次第に春日語の楽しみ方をマスター。なかでも富田鈴花はブログで「オブです!!」(春日語:「よろしく」)と使うなどして、すっかり使い慣れている様子だ。すっかりメンバーに愛されている春日。そこで今回は「日向坂46と春日の関係性」について振り返ってみたい。

 『日向坂で会いましょう』(以下、『ひなあい』)のMCであり、日向坂の“公式ド変態”こと春日。番組当初は彼女たちに対しあまり関心がないような素ぶりを見せていたが、今や夫婦でライブに訪れ、メンバーが登場した瞬間に湧き上がった観客の歓声に「こんな応援されてんだ」と涙を流したことを明かしている。「彼女たちは強い」と日向坂46を絶賛し、すっかりおひさま(日向坂ファンの呼称)と化していることから若林を心配させている。番組は基本、春日のボケに対しメンバーがツッコミを入れ、トークを回す若林がその様子を嬉しそうに見ているというのが定番。いじられキャラとして打たれ強い春日、些細なことでも拾ってトークを広げていく若林によって、メンバーが伸び伸び発言できている。同番組は、日向坂のバラエティ面に大きく影響を与えているといえるだろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる