乃木坂46 25thシングルフォーメーションが意図するものは? 1期生の絆と後輩への思いが伝わる盤石の布陣

 乃木坂46が3月25日にリリースする25thシングルのフォーメーションが、2月2日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京)にて発表された。

乃木坂46『夜明けまで強がらなくてもいい』(Tyep-C)

 センターはグループからの卒業をアナウンスしている白石麻衣。前作より4人多い22人編成となり、十一福神全員が1期生という白石を囲むフォーメーションとなる。3列目には2期生から4期生までの精鋭が11人。裏センターに据えるのは、白石に出会い優しさと愛情をもらった大園桃子であり、後輩に1期生の背中を見せるという意味でも、乃木坂46にとって大きなターニングポイントと言えるフォーメーションである。

 白石の両脇には、同い年で苦楽を共にしてきた“さゆまい”コンビの松村沙友理、尊敬しあう相思相愛の“いくまい”コンビの生田絵梨花と、からあげ姉妹が白石を挟む。さらに、2列目の後ろには、キャプテンの秋元真夏、高山一実が見守る盤石の布陣。注目は、アンダーから久々に選抜復帰となった中田花奈、樋口日奈、和田まあやだ。3人が口を揃えて話すのは、グループを牽引してきた白石の背中の偉大さ、そしてその白石を近くで見送れることへの感謝。メンバーの今回のシングルにかける思いを聞き、バナナマンの設楽統も「乃木坂46の歴史というか重みを感じる選抜」と話している。

 1期生は、現在11人。白石とこの春をもっての卒業を発表している井上小百合がグループを抜けることによって、その数は9人となる。8周年のバースデーライブを目前に、9年目に突入しようとしている乃木坂46。1期生という当たり前だった存在に、改めてスポットが当たったのは2017年。3期生が新たな世代として台頭し始めた頃、明治神宮野球場で開催された『真夏の全国ツアー』で1期生のブロックとしてパフォーマンスを行ったのがこの年だ。ステージ裏で円陣を組むメンバーの「1期! 1期!」というコールが自然と起こったのはファンには有名な話である。同年、11月には東京ドーム2DAYSを開催。目標に掲げていた一つの夢を叶えたのを機に、そこから1期生の卒業が後を絶たなくなっていく。

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