w-inds.、Snow Man vs SixTONES、JUN(from U-KISS)、モーニング娘。’20……独創的なスタイル反映させたダンスチューン

 EDMからトラップまで、さまざまなジャンルを取り込んだw-inds.のニューシングル『DoU』、Snow ManとSixTONESによる両A面デビューシングル。独創的なスタイルを反映させたダンスチューンによる新作を紹介します!

w-inds.『DoU』(通常盤)

 イントロはEDM。Aメロはブレイクビーツ、ファンキーなベース、カッティングギターで構築され、BメロでEDMに戻り、サビではディープハウスの流れを汲むビートによって解放感を演出。さらにラップのパートはトラップで、和の叙情性を感じさせるサウンドもちりばめられている。前作『Get Down』に続くニューシングルの表題曲「DoU」は、驚くほどの多彩な要素を織り交ぜたハイブリッドなダンスチューン。作詞・作曲は橘慶太(作曲はJUNEとの共作)。ダンスミュージックのトレンドを取り入れながらクリエイターとして進化し続ける彼は、この楽曲によってw-inds.としての真のオリジナリティを掴み取ったのかもしれない。これだけ情報量を詰め込みながら、流れのいいメロディとキャッチーなサビの歌詞によって、誰もが楽しめるJ-POPに結びつけているのもすごい。

DoU(MUSIC VIDEO Full ver.)/ w-inds.
Snow Man vs SixTONES『D.D. / Imitation Rain』(通常盤)

 同時デビューを果たすSnow Man、SixTONESの、それぞれのデビュー曲を収めた両A面シングル。Snow Manの「D.D.」は、作詞をJazzin‘parkの栗原暁 (King & Prince「koi-wazurai」、Kis-My-Ft2「HANDS UP」など)、作曲・編曲をHIKARI(V6「Orange」、嵐「Find The Answer」など)が担当。ユーロビートを想起させるド派手でアグレッシブなトラック、〈この地球 ( ホシ ) の期待超えてけ〉に象徴される超ポジティブな歌詞がぶつかり合うアッパーチューンだ。SixTONESの「Imitation Rain」は、YOSHIKI(X JAPAN)が手がけたナンバー。クラシカルで繊細なピアノ、エッジの立ったギターサウンド、4つ打ちのエレクトロ系トラックが混ざり合う、ボーダレスな楽曲に仕上がっている。アジアを中心にしたSnow Man、欧米を視野に入れたSixTones、双方の将来的なビジョンを示唆するシングルだ。

Snow Man「D.D.」MV (YouTube ver.)

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