絶対零度、10の秘密、恋つづ、知らなくていいコト、ケイジとケンジ、ねんとな……2020年1月期ドラマ、注目の主題歌は?
金曜日
『病室で念仏を唱えないでください』三浦大知「I’m HERE」(TBS系列:1月17日22時スタート)
伊藤英明演じる、僧侶でありながら救命救急医の松本照円が、患者や同僚に煙たがられながらも真摯に命と向き合っていく異色のヒューマンドラマ『病室で念仏を唱えないでください』。主題歌の「I’m Here」はバラードのメロディラインを持ったダンスナンバーという、三浦大知そのものといった楽曲だ。彼の強い意志を持った美しい歌声と鼓動を刻むような鋭角的なリズムは、“変人”扱いされる主人公を、救世主へと輝かせるのだろう。
土曜日
『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』JUJU「STAYIN’ALIVE」(日本テレビ系列:1月11日22時スタート)
神の技術を持ちながらどこか不器用な医師たちが、衝突しながらも葛藤していく医療ドラマ『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』。主演を務める天海祐希と、主題歌を書き下ろしたJUJUのタッグはこれで3度目。「STAYIN’ALIVE」はJUJUがのびやかな高音で女の強さや輝きを歌い上げているのが新鮮な1曲だ。まさに理想の上司・天海祐希のイメージぴったりの楽曲となっている。
日曜日
『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』ビリー・アイリッシュ「bad guy」(日本テレビ系列:1月12日22時30分スタート)
『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』は、清野菜名演じる囲碁棋士と横浜流星演じる医大生の“最凶コンビ”が、難事件に隠された真実を暴いていくストーリー。主題歌はビリー・アイリッシュのヒット曲「bad guy」。皮肉と狂気、そしてどこか女性の無防備な香りが漂う楽曲が、登場人物たちの二面性をよりビビットにしてくれるだろう。
■神津翠
音楽ライター。1965年、東京生まれ。