乃木坂46 白石麻衣、多種多様な楽曲に対応できる歌唱力 鈴木雅之とのコラボパフォーマンスを機に振り返る

 乃木坂46以外でも、2015年に『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)にて和田アキ子、一青窈、高橋みなみ、西野七瀬、生田絵梨花と「夜空ノムコウ」を、槇原敬之、高橋、西野、生田と「林檎殺人事件」を歌唱。なかでも、杏里とともに歌った「悲しみが止まらない」は、「ガールズルール」や「オフショアガール」のような爽やかなイメージを帯びつつも、大人の恋愛を歌ったAORサウンドに白石の歌声が乗った瞬間だった。CMにおいても、「バイトル」では〈離したくはない〉とカラオケで熱唱、「ソフトバンク」ではギガ国物語シリーズで「俺ら東京さ行ぐだ」の替え歌を、『Google Pixel』では「東京ブギウギ」の替え歌、と白石が歌唱する場面は多い。

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 そして、今回『FNS歌謡祭』でともにするのは、鈴木聖美との「ロンリー・チャップリン」や菊池桃子との「渋谷で5時」など、デュエットの帝王と呼ばれる鈴木雅之。秋元康が2人にどのような楽曲を書き下ろすのかは、オンエアを観てみないと分からないが、これまでの乃木坂46の楽曲とは一線を画したテイストの楽曲を歌い上げる白石を目の当たりにできるかもしれない。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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