嵐、『ベストアーティスト』で見えたグループの“現在”と“これから” 「君のうた」「Turning Up」のパフォーマンスを振り返る

 11月27日夜7時から4時間に渡って生放送された『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2019』(日本テレビ系)で、嵐が自身初のデジタル配信シングル曲「Turning Up」を披露した。この曲はグループのデビュー記念日である11月3日に配信リリースされて以降、ライブや音楽番組などでの披露は一切されておらず、櫻井翔が総合司会を務める同番組にて初めてフルサイズでパフォーマンスされることになった。

 同番組では「Turning Up」以外にも、今年日本テレビ系のラグビーワールドカップ中継テーマソングとして注目を集めた「BRAVE」、そして「ジャニーズ青春ドラマメドレー」内で先輩であるKinKi Kidsの代表曲「愛されるより 愛したい」を披露。番組のクライマックスでは「Turning Up」を中心としたスペシャルメドレーをパフォーマンスし、ファンにとっては嬉しい限りの盛りだくさんな内容となっていた。

「皆さんとより近く、より早く、一緒に過ごしていきたいと思っています」

 これは、嵐のSNSデビューをはじめとした新たな試みについて番組内で聞かれた際に松本潤が答えたものだ。その言葉を皮切りに披露されたこの日のパフォーマンスは、嵐にとっても日本の音楽シーンにとっても新たな世界が開かれたことを感じさせる、ある種のセレモニーのような特別感に満ちたものだった。

 スパンコールが散りばめられたジャケットが印象的な全身黒の華やかな衣装に身を包んだメンバー。彼らはスペシャルメドレーの1曲目として「君のうた」を歌唱した。これは、昨年10月期に放送された相葉雅紀主演のドラマ『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)の主題歌に起用されて以来、幾度となく披露されてきた楽曲だ。ドラマの内容に沿って制作されたはずだが、結成20周年を迎えた今耳にすると、なんだか聴こえ方が変わったように思える。実際、櫻井は同曲について「嵐とファンの曲」とコメントしていた。〈いつか巡り逢える虹の橋で/同じ夢を見よう〉〈共に過ごした この街の記憶が ずっと輝けるように〉ーー高らかに歌い上げられるメッセージは、20年間をひたむきに走り続けてきた5人自身への、そしてそんな5人を見つめてきたファンへのラブソングのようだ。いわば、「君のうた」は様々な点からグループとしての転機を迎えた“2019年の嵐のテーマソング”だと改めて実感した。

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