SEVENTEEN、PENTAGON、NCT DREAM……“イメチェン”したK-POPグループ
NCT DREAM
NCT DREAMはNCTから派生したサブユニットで、20歳以下のメンバーで構成されている。2015年のデビュー当時、末っ子のチソンはなんと14歳の中学生だった。NCT DREAMはメンバーが20歳(韓国年齢)を超えた時点で“卒業”という体制をとっており、実際マークは20歳を超えた2018年にNCT DREAMを“卒業”した。
2015年に「Chewing Gum」でデビューした彼らは、若さと可愛らしさを前面に押し出していた。全員が制服のようなリボンタイをつけたシャツとハーフパンツという姿に、〈チュ・チュ・チュ・チューインガム〉と耳に残るメロディはかなりのインパクトだった。当時の平均年齢16歳というフレッシュさでなければ、できないコンセプトだっただろう。
しかし、彼らも成長していることを考えると、どこかで“少年”の殻を破らなくてはならない。そして2018年に発表された「GO」で、彼らは少年から大人への階段を登り始めたのだ。
この「GO」は、それまでのNCT DREAMの可愛らしいイメージとは異なる。同じくNCTの派生グループ・NCT 127のようなヘヴィで難しい楽曲に挑んでいる。彼らをデビュー当時から見続けていたファンの中には、この急な“成長”に戸惑った人もいるようだが、それは“少年時代”を持つNCT DREAMだからこその“変化”かもしれない。
2000年生まれのメンバーが間も無く“卒業”するとも言われているが、卒業後に新しいメンバーを入れてNCT DREAMがさらなる“変化”をするのか、気になるところだ。
グループが長年持ってきたイメージを覆し、新しい姿を見せるというのは、うまくいかなければ、今まで支持してきたファンを失うこともある。しかし、グループを長く存続するためには、新陳代謝は必要だろう。そういう意味では、タイミングやコンセプトを含め、うまくイメージチェンジをするということは、大事なことなのかもしれない。
■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等