X1、THE BOYZ、SEVENTEEN…“ポストBTS”級のヒットなるか? 新曲をピックアップ
この夏の終わり、いま一番注目を浴びているグループがデビューした。サバイバルオーディション番組『PRODUCE X 101』から生まれたボーイズグループ・X1(エックスワン)だ。デビューショーケースは高尺スカイドームという1万6千人規模の会場で行われ、そのチケットは争奪戦だったという。今年一番の大型新人と言えるだろう。
そこで今回はX1はじめ、今注目したいK-POPボーイズグループの新曲を3曲紹介したい。
X1「FLASH」
X1は前述した通り、Mnetの人気オーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの4シーズン目『PRODUCE X 101』から生まれた11人組のボーイズグループだ。彼らのデビューミニアルバム『飛翔:QUANTUM LEAP』は、8月27日にリリースされてから、すでに25万枚以上を売り上げており、先輩グループ・Wanna Oneの初動売上14万枚を超えたという。デビューしたばかりのグループとしては爆発的な売り上げを成し遂げた。
タイトル曲の「FLASH」は、赤と黒を基調とした衣装をシックに着こなした11人が印象的な王道ダンスナンバーだ。Wanna Oneの「Energetic」はポップなイメージだったが、それとは異なるイメージで売り出してきた。何よりも、X1はそれぞれのビジュアルレベルも高いので、「FLASH」のようなダークなイメージが似合う。この時点でX1というグループがどのような形で売り出していくのかはまだ見えないが、デビューはWanna Oneとは全く違う路線という印象だ。
グループ名のX1には「X1で一つになった11人のメンバーが未知の旅をする」という意味が込められている。11人の未知の旅は始まったばかりだ。
THE BOYZ「D.D.D」
THE BOYZは2017年にデビューした12人組のグループだ。元SMエンターテインメントのスカウトマンが手がけたということで話題になり、「メンバー全員がセンター」と言われるほどのビジュアルと個性を持っている。しかし、彼らの魅力はそれだけではない。一糸乱れぬダンスは私たちの目を惹きつける。
この夏にリリースされた「D.D.D」は爽やかなサウンドが心地よい、サマーダンスチューンだ。デビュー当時は全員がまだ10代だったTHE BOYZも、メンバーのほとんどが20歳を超えて、大人な雰囲気を出すようになってきた。彼らはデビュー曲「Boy」から楽曲に恵まれてきたが、今回の「D.D.D」も良質なダンスサウンドに仕上がっている。そして彼らの持ち味であるダンスのキレも良い。
デビュー時は制服姿が印象的だったTHE BOYZも、少しずつ少年から大人へと成長している。今回の「D.D.D」までダンスナンバーの印象が強いが、今後は異なる雰囲気の曲での成長を期待したい。