GENERATIONS 数原龍友×中務裕太の“数務コンビ”、二人の関係性がチームワークの礎に

 さて、そんな数原と中務の“数務コンビ”はなぜ仲が良いのか。『SPEEDSTER』のドキュメンタリー映像で数原は中務について「もしかしたら人一倍繊細で、実はネガティブで、自分に自信のないところが今まであったタイプだったと思うんですよ。でもそれが一気に払拭されて、ほんと踊るために生まれてきた奴なんだなと思います。ボーカルのことを考えてくれてて、すごい愛を感じますね」と本質を見抜いているような発言をしていた。また「HIROさんに『Mr.GENERATIONSになれるように頑張って欲しい』というのを言われて、本当にその気持ちでやってるんだと思います。みんなを支えていこうという気持ちが感じられますね」とも語っている。

 一方で、中務は数原について「龍友君はボーカリストなんで、自分が他のメンバーの部分も代弁して歌にして届けるので、その責任をより感じてたのかなというのもありますし、音楽に対して熱量が凄いというか……異常にムキムキになってるんで今。パフォーマーよりムキムキなんで、どこに向かってるんのかなというのもありますけど、やりだしたらとことんやるってのが龍友君のいいところなんで、そこは見てて勉強になりますね」と語っている。

 数原は同じボーカルの片寄に対しては、兄貴的な立場として牽引する役割を果たしているし、中務もまたダンスで期待されている分、背負うものは大きい。お互いが同じようにグループを引っ張っていく立場であり、ボーカルとパフォーマンスという異なるポジションで心を通じ合わせたことが今日の“数務コンビ”の関係性を形作っているように思う。

 同い年、同じ関西出身というだけでも気が合うとは思うが、お互いに“根が真面目”という共通点を持ち、中務のスマートフォンのカメラロールに一番入っているのは数原の写真だというほど、グループいちの仲の良さを誇る二人。彼らの関係性がGENERATIONSのチームワークの良さの礎を築いてるのは間違いないだろう。

(文=本 手)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる