PENTAGON、NCT、THE BOYZ、Stray Kids…2019年日本でも注目のK-POPボーイズグループ

 2018年10月の記事では2018年に日本デビューした、あるいは日本デビューが決まっているK-POPのガールズグループについて取り上げた。今回は2019年以降の日本での活躍、あるいは日本デビューが期待されるボーイズグループについて取り上げたい。

PENTAGON『COSMO』(通常盤)

 すでに日本でも<CUBEジャパン>からインディーズとしてCDリリースはしていたが、昨年11月に所属事務所のCUBEエンターテインメントがユニバーサル ミュージック ジャパンと共同で<U CUBE>というレーベルを立ち上げ、2月に正式にメジャーデビューすることになったPENTAGON。デビュー曲はGLAYのTERUが作曲した「COSMO」。Wanna Oneのデビュー曲「Energetic」を作曲したリーダー・フイだけではなくメンバー9人全員が作曲できるスキルを持ちながらも、「日本デビュー曲は日本のアーティストの方に書いてもらいたい」という考えからあえて日本のミュージシャンに依頼したとのことだ。ラップのリリックには日本人メンバーのユウトが参加している。昨年はチャート逆走で韓国内では注目を集めた「Shine」でも重要なパートを担っていたメンバー・イドンの脱退という大きな変化があったが、それを乗り越えた先にある新たな展開が期待される。

[MV] PENTAGON(펜타곤) _ Shine(빛나리)

 SMエンターテインメントが2015年に始動させたNCTは「メンバーが流動的・可変的」「コンセプト別のユニットで活動」という複雑なシステムだったが、2018年には「NCT2018」という18人の固定メンバーを決め、年内はその中でそれぞれユニット活動を行うというスタイルに変更された。NCT Uは楽曲ごとにメンバーが変わり、NCT DREAMは未成年メンバーだけで構成されるというコンセプトゆえに2018年度をもって1999年生まれのマークが卒業。韓国ベースのグループというコンセプトのNCT 127は7人だったが2017年にドヨンとジョニーが加わり9人に、2018にはジョンウが加わり、現在は10人のメンバーが在籍している。NCT 127は2018年5月にミニアルバム『Chain』で日本デビュー。10月のフルアルバム『Regular-Irregular』リリース時はアメリカの各イベントや番組にも出演した。NCTはさまざまな国籍やバックグラウンドを持つアジア系メンバーのみで構成されており、K-POPのグローバル化に最も適応しやすいグループと言えるかもしれない。

NCT 127 엔시티 127 ‘Simon Says’ MV

 2019年には新たに中国系メンバー7人で構成されたユニット・威神Vのデビューが予告されているが、NCTに所属するメンバーが過半数を占めながらもNCTとは別の事務所を設立して活動するようだ。すでに中国で活動しているNCT DREAM所属の中国人メンバーは含まれておらず、海外の事務所所属のアーティストは中国内に個別の事務所を設立した方が活動しやすいという中国内のエンタメ事情に特化させたグループになるとみられる。日本では2月よりNCT 127のツアーが予定されており、さいたまスーパーアリーナを含む全公演のチケットがソールドアウトするなど、人気の高まりが感じられる。

 2017年末にデビューし、2018年度の新人賞で4冠を達成したのがTHE BOYZだ。韓国ではNAVERと双璧とされるKakao傘下で、韓国最大のシェアを誇る音源ポータル・MelOnを運営するKakaoMが運営していた<LOENレーベル>の子会社が前身であるCre.kerエンターテインメントに所属。『PRODUCE 101(Season 2) 』に出演したチュハンニョンを中心に、『高等ラッパー』に出場したソヌ、『KPOPスター』出身のケビン、I.O.Iやジョン・パクのMVに出演していたヨンフン、AileeやMelody DayのMVに出ていたサンヨンなどすでに露出があったメンバーが多いこともあり、韓国ではデビュー前から注目を集めていた。楽曲はフューチャーベースやムーンバートンなど流行を押さえつつ洗練されたEDMナンバーが中心。メンバーのルックスも含め華やかでエネルギッシュなパフォーマンスを見せてくれ、トレンディかつ正統派のK-POPボーイズグループと言えるだろう。日本ではまだ正式にデビューはしていないが、昨年11月に日本初ワンマンショーケースを開催、12月には日本オフィシャルファンクラブが開設された。2019年は日本での活動も活発化しそうだ。

[MV] THE BOYZ(더보이즈) _ No Air

コラムPick Up!

もっとみる

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

映画部Pick Up!