稲垣&草なぎ&香取、Webの世界で磨きがかかった人間的魅力 地上波テレビでの活躍にも期待

 さて、大切なのはここからだ。圧力の有無よりも、3人がまた地上波テレビに戻ってくる日が来るかどうかなのだ。

 『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)で、毎月7.2時間もの生放送を続けている3人のスタミナ、対応力は半端ではない。他にも、今やゲストにSNSの使い方をレクチャーするほどマスターしていること。役者の面でも、コンスタントに映画や舞台に出演していること。新進気鋭のアーティストとタッグを組んでオリジナルの楽曲が増えていること。パラサポのスペシャルサポーターとして2020年のパラリンピックを応援し続けていることなど、彼らの活躍ぶりを振り返るだけでも、大きな特番が組める勢いだ。

 もしかしたら、彼らを久しぶりにテレビで見る人は驚くのではないか。稲垣がイラチ(イライラしやすい性格)なのをオープンにして、笑いを誘う黄金パターンを手にしていることに。草なぎが「ユーチューバー草なぎ」として自由な言動に拍車がかかっていることに。香取が国内外で個展を開くアーティストとしても大きく成長していることに。

 確かに言えることは、Web、舞台、映画、イベント……と、新しい地図で培われた経験は、より彼らの人間的魅力を増しているということ。さらに磨かれた3人の表現力が、再び地上波テレビで多くの人に届くことを期待してやまない。

(文=佐藤結衣)

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