稲垣&草なぎ&香取の出発にはいつも雨がつきものだった 令和の幕開け飾った『ななにー』を見て
〈世界のどこかにきっと仲間がいるはず〉
平成から令和へ。新しい時代の幕開けと共に聞こえてきたのは、新しい地図が歌う「新しい詩」だったーー。
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、レギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)を、いつもの第1日曜日から変更して平成最後の日に生放送した。
番組は、日本の「象徴」である天皇陛下の退位の儀式を、共に見守るところからスタート。厳かな雰囲気の中で進む平成の幕引きを、平成という時代を“象徴”する彼らと共に過ごすという贅沢な時間。「こうやってみなさんと一緒に時間を過ごせて嬉しいですね」と香取がコメントを寄せると、次第にいつもの『ななにー』の和やかな空気に。
やがて来る新しい時代に向けて、彼らが見せてくれたのは、やはり歌の力だった。残り少ない平成の時間を、スペシャルライブで彩る。新世代の才能であるSASUKEと、その名も「平成終わるってよ」を披露し、平成元年から30年間のヒットソングを振り返ったのだ。
稲垣が主演したドラマ『二十歳の約束』(フジテレビ系)の主題歌であった「約束の橋」を歌うシーンには、当時を思い出してグッとくる人も少なくなかったはず。また、「浪漫飛行」や「I LOVE YOU」「夏の日の1993」「愛しさと切なさと心強さと」など、今でもカラオケの18番だという人も多いのではないだろうか。
GAO、岡本真夜、松平健ら、ご本人登場もあり、大いに盛り上がるステージ。岡本真夜が「デビュー前にGAOの曲をよく歌っていた」という音楽トークが聞けるのも、また楽しいひとときだった。「SUN」や「HERO」「Lemon」「マリーゴールド」など、次々と歌われる名曲たちに、どこか年末の特番を見ているような気分になっていく。