新しい地図、「星のファンファーレ」MVが100万回再生突破 映像と楽曲に溢れる3人の魅力
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が歌う「星のファンファーレ」のMVが“ドラクエの日(5月27日)“に公開されて約1カ月。再生回数は102万回を突破した(6月30日現在)。この曲は、3人がプロデューサーに就任した『星のドラゴンクエスト』の応援ソング。作詞・作曲をSEKAI NO OWARIのNakajinが手がけた。
MVは、ドラクエといえば誰もが思い浮かべる名物キャラクターのスライムが、机の上に置いてあるスマホ画面から微笑むシーンから始まる。スライムの笑顔を見ていると、3人との共通点を感じずにはいられない。年齢も性別も問わず、誰もが親しみを感じる存在。何十年と愛され続けてきたまさにアイドルだ。カメラは少しずつスマホ画面と近づき、ついにはその中に入っていく。
そこで待ち受けていたのは、たくさんある巨大スライムの間で歌い、踊る、カラフルなスーツ姿の3人だ。SEKAI NO OWARIらしいファンタジックなメロディ。でも、聞こえてくるのは今を懸命に生きている全ての人の心に引っかかる歌詞なのも、グッとくる。
唇を噛み締めて立ち止まったままか、新しい一歩を踏み出すか。ため息にするか、深呼吸にするか……厳しい毎日に少しだけ逃げ込める場所、子どものようにはしゃげる場所が、ゲームであり、アイドルのいる空間。MVを見ていると、そんな『星ドラ』と3人が私たちにくれる“癒やし“を再確認することができる。
それにしても、稲垣、草なぎ、香取は、確かに年齢を重ねているにも関わらず、その印象はどんどんピュアなものになっていくように思える。もちろん、大人の男性としての色気を存分に発揮した舞台や映画もたくさん生み出しているが、やはりこうしたファンタジーな世界観との相性は抜群だ。
スライムに頬を寄せた香取、その背中にそっと寄り添う草なぎの可愛らしさ。首をかしげるようにカメラを見つめて歌う稲垣の美しさ。40代になっても色あせないアイドルの輝きに加えて、サビのスマホの中に入ったり出たりを繰り返すポップなダンスに、Webというまさにニューワールドの冒険を楽しむ彼らの溢れ出るエネルギーが伝わってくる。