NEWS 加藤シゲアキ、ジャニー喜多川に別れを告げるーー蘇る思い出ともに捧げた感謝の言葉

 「社長との日々、思い出が、たくさん蘇ってくるんですけれども。本当に今の自分があるのはジャニーさんのおかげだなと、とても痛感します。ジャニーさんに会う前の僕は何かで褒められたこともないし、選ばれるようなこともなかったんですけども。そんな何もない自分を選んでくれて、育ててくれて、自信をつけさせてくれたっていうことに、感謝してもしきれません。ジャニーさんとの思い出は、どれもキラキラした宝石のようなもので。この輝きはずっと僕の中に残って消えないんだろうなと、思っています。これまでエンターテインメントという形で、たくさんの愛を与え、届け続けてきたジャニーさん。大変なことも多くあったんじゃないかなと思います。これからはゆっくり休んでください。そして僕たちのことをこれからも見守ってくれたらうれしいなと思います」

 そして、いつもラストの締めくくりに告げられる加藤の「おやすみ」を、この日だけは「ジャニーさんのためだけに、言わせてもらおうかなと思います」と宣言。そして、心を込めて「本当にありがとうジャニーさん。おやすみなさい……」と感謝の言葉と共に贈った。数々のスターを育てたジャニー喜多川社長のもとで、アイドルと小説家の二足のわらじを履いたのは加藤シゲアキならでは。ひとつの出会いをきっかけに、これまでたくさんの作品を生み出してきた加藤なら、きっとこの大きすぎる別れも糧に力強く進化してくれるに違いない。これからも、その消えることのないキラキラとした輝きを言葉にして、私たちのもとに届けてくれる日を楽しみにしている。

(文=佐藤結衣)

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