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HIPHOP/R&B名曲をリメイクする『ReVibe』 発案者インタビュー&大前至による楽曲解説

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 1979年に「Rapper’s Delight」(The Sugarhill Gang)がリリースされてから40周年となる2019年に向け、ユニバーサルミュージックが展開してきた“温故知新”企画『ReVibe』。おなじみのHIPHOP/R&Bクラシックスを“イマ”の日本を代表するアーティストがリメイクし、現代に甦らせるというコンセプトの元、現在までに3作品がリリースされている。本稿では、企画の発案者であるユニバーサル・インターナショナルの小野誠二氏へのインタビューと、ライター大前至氏による楽曲分析から同シリーズの魅力に迫る。(編集部)

発案者が伝えたいHIPHOP/R&Bクラシックス

 ヒップホップにおいてサンプリングの先駆けや象徴とも言える楽曲「Rapper’s Delight」。2019年は同曲の発表から40周年を迎える年だ。小野氏はこの記念すべきタイミングを盛り上げたいという思いから、2017年末に『ReVibe』シリーズを立ち上げた。同シリーズのポイントは、単にヒップホップの歴史を振り返るのではなく、80〜00年代の名曲をリメイクする上で若いアーティストにカバーをしてもらうという斬新な切り口にある。小野氏は「リスナーも当時のヒップホップ/R&Bクラシックスを知らない方が多いと思うので、現代シーンで活躍する方達に届けてもらえば広い世代を繋げられるのでは、と思いました」と企画趣旨について語る。

 古き良き名曲と新たな才能を掛け合わせるという『ReVibe』シリーズでの試み。小野氏は日本や海外の今の音楽シーンをどう捉えているのか。また、80〜00年代のHIPHOP/R&Bの良さとはどういう部分なのかを尋ねてみた。

 「国内外問わず色んなタイプの人が出てくる面白さもあり、僕も現行の音楽を聴いていますが、ここ数年のトレンドとしてはトラックやフロウといった楽曲の“ノリ”が主流になっている気がして。やっぱり当時のメロウなHIPHOP/R&Bには心に残る“メロディ”や“フレーズ”が多かったのかなと思います。あと、HIPHOPはニューヨークやロサンゼルスの2大エリア全盛の後、セントルイス出身のネリーもそうですが、次々にその土地のムーブメントが起きていたんですよね。今の時代にも各地でシーンの特徴はあると思いますが、楽曲を通してこうしたムーブメントの特徴にも興味を持ってもらえるといいですね」

 さらに、同シリーズのカバー曲は時代を切り取った象徴的なHIPHOP/R&Bクラシックスを選曲しているという。

 「今の音楽シーンでは、時代感もあるのか、ドライというか殺伐としたことを歌にしていることが多いですよね。それに比べると80〜00年代はもっと大人の色気も漂う男女の恋の温かみや、ドロドロした部分もあるけど人間味を感じられる歌詞が多かったのかなと。『ReVibe』を通して、当時皆が口ずさめたクラシックと呼ばれる曲を知ってもらえたら嬉しいです」

(取材・文=神人未稀)

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