aikoは20年間“たまらない気持ち”にさせるラブソングを作り続けてきた 『aikoの詩。』が首位に

参考:2019年6月3日~2019年6月9日・週間アルバムランキング(2019年6月17日付・ORICON NEWS)

aiko『aikoの詩。』

 今週の1位はaiko『aikoの詩。』。これまでリリースされたシングル表題曲42曲を3枚のディスクに分け、カップリングベストとなる14曲入りのDisc.4も加えた、計56曲入りのシングルコレクション。芦田愛菜が過去の自分と恋を語るCM見て、バックに流れる名曲「キラキラ」を聴いて、それだけでもう胸がいっぱいになった人、多いと思います。aikoの歌のせつなさ刺激力というか、胸キュン発動力というのか、とにかく一瞬で“たまらない気持ち”にさせるパワー、ほんとうに変わらないですね。初週だけで8.9万枚というセールスもおおいに納得です。

aiko「aikoの詩。」芦田愛菜ちゃん篇 60秒CM

 さて、このシングルコレクション、何が面白いかって曲順で、時系列ではなく、Disc.1〜Disc.3までちゃんと流れが考えられているんです。曲のアウトロを聴きながら次に繋がる曲を選んでいったそうで、想像するだけでも大変な労力。本作はデビュー20周年のアニバーサリーモードに入ったことから作られており、こんなとき、多くのアーティストは“どうせなら成長過程まで見てもらおう”と時系列にすることを選びます。あるいは、“どれも大事な曲だから順番なんて決められない”との思いが強すぎる場合、時系列とかテーマ別、リクエスト制などの方法で問題を解決していく。でもaikoはそうはしなかった。なぜでしょう。

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