感覚ピエロ、結成5年を経て獲得したバンドとしての団結力 最新ツアー東京公演を見て

感覚ピエロ、結成5年を経て獲得したバンドとしての団結力 最新ツアー東京公演を見て

 東名阪ワンマン+全国各地でのツーマンライブから構成される『感覚ピエロ 5-6th anniversary『LIVE – RATION 2019』~奮い立たせてなんぼでしょ~』。全25本中2本目にあたる渋谷CLUB QUATTRO公演が5月10日に開催された。以下では、同公演の模様をレポート。現在ツアーの真っ只中であるため、曲名の記載およびセットリストの掲載は控えるが、一部ライブ構成などを話題に上げているため、まだ知りたくないという人はツアー終了後に読んでもらえると嬉しい。

 全体として、目立った演出などは特になく、シンプルにバンドの地力で勝負するようなライブだった。また、途中のMCでメンバー自ら「今回のツアーは懐かしい曲もたくさんある」と言っていた通り、新旧網羅したセットリストであり、なかにはライブで演奏されるのが久々な曲も。さらにセットリストの内容は前々日の大阪公演ともまた違っていたようだ。

 ツアータイトルにもある通り、今回のツアーは結成5周年から6周年への橋渡し的なものである。結成5周年の記念日である2018年7月28日には、69曲を詰め込んだデジタルアルバム『1826』を各種サブスクで配信開始。そして今回のツアーでは6周年の集大成として、自身最大規模の会場=幕張メッセイベントホールでワンマンを行う感覚ピエロ。バンドの現状としては、これまでの歩みを一旦総括したうえで次のステップへ繰り出すようなタイミングであり、今回のツアーには、今一度、地を均すような意味合いもあるのかもしれない。

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横山直弘
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 こうして改めて聴いてみると、初期にリリースされた曲は各パートの旋律が複雑に入り組んでいるが、今の彼らの演奏で聴くと、一人ひとりの動きが別々で耳に飛び込んでくるような印象はなく、バンドとして一枚岩になっているような感じがある。どの音域でもくっきりと(“はっきり”や“しっかり”よりも“くっきり”という言い方が似合う)声が出る横山直弘(Vo/Gt)のボーカルをはじめ各楽器がよく鳴っていたほか、コードの響きが都度しっかりと出ていたのも良かった。サウンドの臨場感は十分で聴き応え抜群。広い会場で鳴っているところをメンバーが初めからイメージできているような演奏だ。

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