TWICE、IZ*ONE、PENTAGON、公園少女…『KCON』最終日から感じたイベント開催の意義
世界各国で開催されるK-Cultureのお祭り『KCON』は、K-POPをはじめ、ドラマ、コスメ、ファッション、フード、雑貨など、さまざまな韓国のカルチャーを楽しむことができるイベントだ。日本では2015年より開催され、今年2019年の開催で5回目を迎えた。もはや日本でも毎年の恒例イベントとして定着してきたのではないだろうか。ファンの中には春の『KCON』を心待ちにしている人も多いだろう。
『KCON 2019 JAPAN』は幕張メッセで5月17日から19日までの3日間、去年よりもさらにグレードアップした規模で開催された。メインイベントであるコンサート『KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN』では、TWICE、MONSTA X、IZ*ONEという日本でも人気を誇るグループを各日のヘッドライナーに迎え、ITZY、THE BOYZなどの新人グループを含めた合計29組のアーティスト、グループがパフォーマンスを行い、大盛況のうちに幕を閉じた。今回は、過去最大の来場者数を記録した、『KCON 2019 JAPAN』最終日の様子をレポートする。
様々なK-Cultureに触れられる“お祭り”
2012年より始まった『KCON』は年々規模を広げており、今年も日本、アメリカ、タイでの開催が決定している。『KCON 2019 JAPAN』は、今年の『KCON』のスタートを切るイベントとなった。
『KCON』で注目したいものの1つは、様々なコンテンツを楽しめるコンベンションエリアにあるだろう。今年の『KCON 2019 JAPAN』では、幕張メッセ国際展示ホールのほとんどを使い、K-POP(音楽)、ドラマ、フード、ファッション、コスメなどの韓国文化を伝える236個ものブースが出展した。各ブースでは日本初上陸の商品やサービスが提供され、多くの人たちが最新の韓国カルチャーを体験しに集まっていた。
特に今年は、『KCON GIRLS』という韓国のファッションやコスメのトレンドに敏感な若い女性たちをターゲットにし、そこにK-POPのガールズグループたちがコラボレーションした新しいコンテンツが生まれた。特にIZ*ONEとコラボレーションしたコスメブランドでは連日行列ができ、完売が続出。また、3日間毎日開催された『KCON GIRLS』のステージでは、『PRODUCE 48』に出演したAKB48のメンバーや、今注目されている新人グループ・ITZYがファンの前でトークイベントを行い、多くのファンを熱くさせていた。
コンベンション以外にも、今年はソ・ガンジュンや、ヨ・ジングなどの人気俳優たちのファンミーティングや、アーティストたちに近くで会える『MEET & GREET』も連日開催。人気のグループや俳優のチケットは即日完売するという状況だった。
ステージでは多数のK-POPのイベントを開催
来場者に特に人気があるのが音楽=K-POPのプログラムだ。今年も様々なライブや、トークイベントに多くのアイドルグループやアーティストたちが参加した。『KCON』は、新人グループやこれからが期待されるグループにとっては格好のプロモーションの場になっている。そのため、ほぼ毎日毎時間、どこかで誰かがイベントを行なっているという状態になるのだ。
コンベンションエリアで一番大きいステージである『KCON STAGE』では様々なミニライブが行われ、ステージの外まで人で溢れているということが連日起こっていた。特に『KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN』直前に開催された『CONVENTION LIVE』では、ATEEZやSF9などの人気グループが登場し、ライブ前にファンの心を熱くしていた。